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アンタガタの女王

夜半からあかねへ行って、サークルクラッシュ現象話と自称サバサバ系女子話と姐御肌女子話などをした。このへんはべつに新しい話でもないというか、たぶん一定周期でループしている話題なので、そろそろ Plagger にやらせとけばいい話題ということになるが、新規性の高いような確認事項はなくとも事例ならどんどん生まれては消えてゆくわけなので、これもまたひとつの不断に続くひとの営みのひとつよなというかんじで受けて流すのがよい話かもしれない。

自称サバサバ系女子話と姐御肌女子話については、興味深いんだけどいまのところあまり感想がないので、とりあえずサークルクラッシュ現象に関しての、おれの大雑把な認識。

  • サークルクラッシュ現象話
    • べつに普遍的な呼び方ではないがだいたいそう言えば通じる現象名。場所がゲーセンになればゲーセンクイーンになるし、TRPG 界隈では粘着湯気女とか呼ばれるらしい。
    • 根本的に、サークルクラッシャーはサークルに対するガン細胞ではない。サークルクラッシュ気質も、なにも「サークルクラッシャー」という特殊な存在だけの専売特許ではたぶんない(ただ、特にその傾向が強い女子は確かに存在する)。サークルにはサークルクラッシュ気質のあるメンバをも穏当に引き受けることができる程度の柔軟性は期待したいところだし、実際それは無理目の願望というような話でもない。サークラっぽいかんじの振る舞いをする女子を包括しながら、ふつうにサークル活動を存続している小集団などいくらもある。それができないほど免疫力の低下した(あるいは最初からそれが低い、または老獪なサークルクラッシャーによって徐々にそれを弱体化された)サークルのみで、サークルクラッシュ現象が観測されると言ってもよい。
    • サークルクラッシャー話」というトピック名だと、女性ばかりが一方的に悪いみたいな印象を助長してしまうのでアレ(他方には当然「あんなわかりやすいサークラにいいように振り回されるよーな周囲の男どもも大概だな」という話があるのだ)。ただまあ狭義の文脈で「サークル内の人間関係をこじらせるような(偏見と打算に基づく無根拠な)情報を恣意的にバラまいて、周囲の男子を欲望にまかせて振り回すだけ」みたいな最悪のパターンのみをサークルクラッシャーとして特定する場合とかもあるので、どの文脈でも不適切というわけでもない。もちろんほかにも狭義での扱われ方は様々ある。
    • サークルクラッシャーには無自覚系(天然)と自覚系(故意犯)が居る。どちらがタチが悪いのかは識者によっても意見が分かれる。「明確な意図をもって運動した結果サークルを破壊する自覚系はタチが悪い」「いや、その気もないのにサークルを崩壊させてしまうという天然は業が深い」とか。
    • ただ、自覚系にもそれはそれなりの「サークラ的に振舞わねばならない」というような事情が存在しているのであろうことは推測されている。故意でありつつ悪意ではない場合がある、ということ(無論「明白な悪意がある場合」もある)。彼女が「そう行動せざるをえないひとである」という事情が結果としてサークルを破壊してしまった場合に、彼女は非難されるべきなのか問題。ざっくり言えば「そういうひとだと判定し、また対策しても彼女によるサークル破壊が防げないと判断したとき、彼女を排除してでもサークルが保たれるべきか、または彼女の為すがまま崩壊するサークルを眺めるのか、選ぶことはできる」的なアレとか。
  • サークルクラッシュ対策話
    • サークルクラッシュ現象は、要するに色恋沙汰を敢えてこじらせてしまうメンバに対してそのサークルの強度が不足したときに起きる。恋愛ごときでぶっこわれる程度のサークルなら、それはそこまでの話ではないかと思うのだが、一方で「そんな区々たる恋愛程度の話でさー」というような億劫さにより対策が遅れて壊れてしまう、ある程度堅牢だったはずのサークルの事例なども多々あり、一概に言いづらい。
    • サークルクラッシュ現象は、現時点当事者にしてみればたまったものではないが、過ぎ去ってしまえば風物詩みたいな意味合いもあるし、また過去形では歴史の必然としか言い得ないものだろう。そうなるメンバーが組み合わさってしまったのなら、それはそういうもんであって致し方ない。個々人の体感幸福の多寡を競っても仕方ないし、全体幸福は常に目指されて然るべき基準というわけでもない。ゴート族の居住地がフン族の隣であったこと自体を誰が責められようか。
    • 一般化しうる傾向と対策というものは存在する。サークルクラッシュ現象を避けたいと思う場合には有効だろう。各個撃破を狙うサークルクラッシャーに対する包囲殲滅、ようは情報共有ということになるが、組織上での情報共有のむずかしさは社会人ならば誰もが知るところでもあろう。有意なドキュメントでも参照されなければ意味がないし、全体に回覧しても内容やその緊急性に対する理解は個人差だし、陳腐化すれば軽視されるし、埋もれれば話者を入れ替えて話題がループする。「包囲網を形成する」とでもいうような派手な目的意識ではいいようにやられるだけだし、患部摘出がうまくいった場合にも魔女裁判のような凄惨な事態を招きかねず不穏当。より現実的には「連絡網の整備と維持」こそが肝要という話になるかと思う。地道にパッチを当てていくしかないというか、べつにサークルクラッシュ現象がどうとか関係のない、日常的なサークル運営の領分を、サークルクラッシュの初期段階でどう強化していけるかという。
  • サークルクラッシュ雑談
    • 主に男子から問題視されるサークルクラッシャーの行動は、サークル内で「男子の中で序列の高い男子」をたぶらかすことにより、サークル内の男子を実効支配しようとする点であり、またその原因は彼女自身の(強すぎる)自己保身の心理にあると観測される。自覚無自覚は問わないし、自分が結果的になにをやっているのかわかっていない場合も多々あるだろう。
    • そもそも、サークル内で特に権力を持っていないような男子がメロメロになってる程度の話なら、サークルクラッシュ現象は起きない(いはゆる「童貞騎士」問題などはこの類だ)。そんなのは個人間の話であって、サークル全体にとって実害はないので。男女関係が(サークルの運営を左右しかねない規模の)ホモソーシャル闘争を誘引する事態になって、はじめてサークルクラッシュ問題といえる。ただ厄介なのは、それが明白にサークルクラッシュ現象だと気づいたときにはもう大概手遅れになっていることで、そういう意味では個人間の問題で済んでいた時期に情報疎通がうまく為されるべきだよなという話ではある。
    • サークルクラッシャーにとっての「アガリ」は、既存のサークル内人間関係を革命して彼女自身を頂点とする帝国を新生することと推測される。その意味でサークルクラッシュ現象は、サークルクラッシャー自身にとっても「せっかくコストを費やして途中までうまいこといったのに、肝心なところでガタついてバラバラに」という事態であり、たぶん成功とは言いがたい(サークルクラッシャー自身、サークルをクラッシュさせることまでは望んでいないはずであり、サークルクラッシュは彼女にとっても不幸である)。そして、そうやって「ふつうの女子よりよほどパワフルに行動し続けているのにも関わらず、他者との人間関係構築で失敗しつづける」ことが、サークルクラッシャーの抱える因業それ自体になっているんではないかと推測される。
  • サークルクラッシャー 2.0
    • サークルクラッシャー」という用語が一人歩きしてしまうと、うっかりちょっとした揉め事を自作してしまった程度の女子が、サークルをクラッシュさせてもいない(というかそこにサークルと呼べるような人間関係も存在しない)のに「サークルクラッシャーだ!」と騒がれてしまうような事態が起きたりして、そういうのはたぶん新しいんだけど平和すぎるっていうか、平和にしても下衆の趣味だなあと思って辟易したりする。

ほかにあったらまた次の機会。