最近のよしなしごと
- 以前アニオタのひとに「アニメ以外でなんか最近おもしろいことあったっすか」と訊いたら「ないよ」と楽しそうに即答されて、アニメは強靭だなあと思ったことがある。いまのところネットの話を楽しそうに話すひとには「ほかに楽しいことないの?」は禁句として扱っている。ネットはまだ強度が低いのかもしれない。
- 「私はずっと味方だよ」とかいうひとはかなりの確率で裏切る問題。「この先このひとを裏切ることになるかもしれない…!」という変化への不安や背徳の予感に怯え、未来に対抗し現在を強化しようとするがために、ひとは「私はずっと味方だよ」とありきたりな台詞を口走ってしまうのかもしれない。と考えると、悲しいものだ。
- 「狼と香辛料」オンリーイベントでは同人誌の値切りを可とする、というのはどうか。
- OFF 会における制空権のさぐり合いは、傍目にアホにしか見えない状況を作り出すが、当人同士はわりと必死だし当事者同士の間ではわりと有効な手段だったりするわけなので、傍目の問題はしばしば棚上げされる。ほとんどの人間についてそうなので、自己監視能が強すぎるひとはある程度「あえて」それをやるという意識でアホな状況に身を投じていかないと厳しいかも。
- 最近だいたいのイニシャルトークの指す内容が分かるようになってきて、クラスタの流動性を高めないといかんなーと痛感している。
- (「サークラのセックスの動機って常になんで承認欲求になる(される)んだろ」という疑問に対して)承認要求以外ならヤリマンとか言われる気がした。違いは手短にいうと後腐れの有無かなあ?
- サークルクラッシュ状況では男側にも、状況判断ができずエゴと正義感の区別もついてないよーな童貞騎士とか困った存在がいて、場の混乱を助長する。まあサークルに童貞騎士が多かった場合、ヤリマンがサークラだということになってしまう場合もあって(単にセックス武者修行をしたいだけの女性が、痴情のもつれの台風の目になってしまう)、サークラとヤリマンの判定は当事者証言を揃えても一概には判定しづらかったりするんだけど(童貞騎士の行動を説明すれば「誤った(架空の)状況認識に対して生じた自分の正義感を、現実の(彼の想像どおりではない)サークルメンバに対して投げ出してくる」わけだから、証言能力がそもそも低い)。
- (サークルクラッシュがセックスを前提とする関係のこじれであるという認識に対して)童貞騎士はその名のとおりセックスに関与する状況はあまりないというか、サークルクラッシュにセックスは必要条件ではなく、より詳しくは「好意(と錯覚させるもの)を振りまく女性が、自己中心的な政治的意志をサークル内人間関係に対して発揮したときに起きること」なので、オタサークルにおけるサークルクラッシュはボディコンタクトよりはブラフが中心の政治ゲームで、実弾の応酬はそれほど多くはない場合が多いんじゃないかなーと思っている。というかありがちな「恋愛関係のこじれによる空中分解」てのは「痴情のもつれ」「音楽性の違い」とかで片付く話で、わざわざ新しく名前をつけて区別する必要はない気も。
- 関連しそうな日記→「アンタガタの女王(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20070512#p1)」「なぜ男サークルクラッシャーは居ないのか?(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20070516#p2)」
- ここインターネットでは、全員が鉄格子ごしに会話している。誰もが自分が立っている側が外側で、遮る鉄格子は相手を閉じ込める牢屋のものだと思っている。本当はどちらが外側でどちらが牢屋なのかわからない。インターネット全体が監獄なのかもしれない。