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「◯◯に女は居ない」言説関連

「インターネットは、そこに女が居ない設定であるほうが都合がよい」言説関連は、どちらかといえば女側から男側が責められる筋合いなので、賛成しようと反対しようと面倒くさいんだよな感が。

  • 「◯◯に女は居ない(ことにしておいたほうが都合がよいのでそういうことにしておきましょう)」問題は、女の居る居ないに興味を持てない側の人間として全体像の把握がむずかしいようなところがあって、おれもそれを見かけて数年くらいは、なんでそんな話が出るのかもわからない不思議な言説扱いだったが、たぶん大別して「サークルクラッシャー恐怖症(女が居ると面倒くさいことになるんだから居ないことにしとこうぜ)系」と「ホモソーシャル最高ですよね(女混ざるとやりにくい話を思う存分やりたいんだから居ないことにしときましょうよ)系」なんだろうとじわじわ理解できてきた、が、そこから先の理解はいまだ進んでいない。べつに場が単性で占められてさえいればいいという話だから、運用は「◯◯に男は居ない」言説でもたぶん変わらない。「女子寮に男は居ない」とか。
  • で、これ実際にはどっちの言説側にも男女両方混ざってんのよねたぶん。「女は全員「◯◯に女は居ない」なんて言うな!、とか思っている」なんてことはない。女が居ないことにしておいたほうが都合のいい女も居る。なんかこれたぶん「最近のジャンプ作品は腐女子に媚びてる」言説(←これ自体はくだらないものでしかないわけなんだが)に対する反応と似てる部分あって、女側の意見も「そういやそうかもね」「そんなことはない」「媚びられたらかえって萌えにくいのでヤメテクレ」とかいろいろになるっていう。
  • たとえばダメ男が寄り集まったときにだけ発生するボンクラ時空みたいなのが大好きなオタ女のひととかで、「こういうノリがメッチャ居心地いいんで、これを楽しみたいんだけど、オタ女同士だとどうもこのノリにはならないんですよね…」みたいな悩みを持っていたり、あと「オタ同士で濃い話をしたいだけなのに、オタサー入って楽しくオタ話していたらいつの間にか周囲のオタ男どもが自分をめぐって四分五裂してサークルクラッシュしていた」みたいなトラウマ抱えた天然系サークラのひととか。性別問題に触れたくもない女は居るし、または自分の性別を隠蔽しておかないと欲望を追求しづらいと感じている女も居る。
  • ここでの「男ではないこと」による阻害と「女であること」による阻害は質的にけっこう違って、そして「どっちの阻害がイヤなのか」によって対応を変えないと余計こじれる。まぁ「なるほどわかった、大丈夫だ、べつにおれはきみのことを女性として見ていないし、今後も女性として扱う気はないので安心しろ」みたいな言い方でケアできれば気苦労もないんだけど、そんな簡単に済む話でもない。
  • 「男ではないこと」というのは「仲間ではないこと」みたいな疎外感(というか物理的な阻害)に繋がって、地方東京問題的(ホモソ(東京)に上京してくる女(地方民))、「女であること」はサークルの異人免疫力みたいなものに当たっていくので地方集落問題的(都会者(女)がホモソ村に引越してくる)なかんじ。

それと関係ないけど、大学入りたてくらいのおれの考えによれば「オタサークルなどに入会する以上、アニメ漫画ゲームよりも人間のほうが好きな人間など存在しないはず」であったが、目の前でガラガラとサークルクラッシュしていく様などをいくつか見るうちに「それほどでもない」と思うようになった。とはいえ、いまだサークルクラッシュ現象に対する基本的な視線は「人間なんぞというくだらねーもんに引っ掛かりやがっておまえら…」だ。