最近の漫画

• 石川雅之「もやしもん」を、どうにも「もやしやん」と読んでしまう。わかっていても治らない。
• 最近高橋ヒロシ「キューピー」を読んだ関係でそのまま「ワースト」→「クローズ」と逆行中。やはり高橋ヒロシ氏作品には、努力以外の感覚的上手さみたいなものを感じるなー。いや「ワースト」以降には普通の上手さも感じることがあるけど、このひとの場合なにか最初から持ってるある種のうまさだけで漫画を成立されているようなところがあると思う。
• 小山ゆう「あずみ」も読み返している。こっちもこっちで止まらんおもしろさだ。とにかくもうあずみという名の運命状のなにかに翻弄される人間模様がひどい。ひとは容易に死ぬ、死ぬ、死ぬ。しぶとく生きたりもするが、無数の生き続けの果ての死は一度きりでアッサリ。あずみの力が強すぎてどうしようもないが、そのどうしようもなさに引きずられているのはあずみも同じ。強さも美しさもどうしようもなさの狭間でもがいている現象に過ぎんというか。なんだろなーこの漫画。おもしろいな。
• 漫画じゃなくてアニメの話だけど、らき☆すたの第何話か知らんけど先週放送分で、青い髪の主人公っぽいちいさい女がチョココロネを、モスラでいうと尻尾の部分から食おうとしている絵があって違和感があった（たぶんあれはそういう違和感を抱かせたままつっこみナシで流す意図の絵なのだろう）。チョココロネって頭からモリモリ食うパンじゃよね？と思って M さんに意見をきいてみたら「馬鹿チョココロネは尻尾のところをポコっと取ってチョコの部分につけて食うんだよ」とのことだった。知らんかった。確かにそれだとどの部分食ってるときもチョコパン的に楽しめるわけか。まあおれの場合あのてのパンはおおむね二口くらいで食い終えてしまうので、そんなことする必要がないという話だけども。
• 山田芳裕「へうげもの」を、五巻くらいまでざーっと読み流し。二巻くらいまでは読んでたけどあとは連載を気が付いたときちょっと読む程度だった。けど通しで読んでもまだおもしろがりかたがよくわからん。おもしろいかおもしろくないかでいえば間違いなくおもしろいのだが、どうかなーまだわりとモーニングっぽいおもしろさの成分だけが前面に出ていて、山田芳裕氏作品らしいおもしろさの成分がいまひとつおれの中で腑に落ちていないような気がするというか…。いやこんな漫画間違いなく山田芳裕氏以外描かないんだろうけど。むずかしいところだな。またしばらくあとで要確認。