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最近の漫画 - 進撃の巨人関連

「ネットで話題!」「ネットでそのプロモーション方法が話題!」…という話題が、ネットで話題になっていて気になっていた「進撃の巨人」を、いよいよ読んでみることにしたのだった。おれはもう長いこと漫画に関してアンテナ陥没状態なので、おそらくはネタバレがそこそこに重要な本作について事前情報をシャットアウトできていたのは幸い。たぶんおもしろい。けっこう期待してる。

  • あっ、もしかして「進撃の巨人」て野球漫画じゃない…!?
  • …巨人と戦う、というか、巨人が襲ってくる漫画だった。おもしろいけど、これがおもしろいのってひとがバンバン死ぬからかな?
  • 二巻らへん。グレンラガンとキングダムの補助線として 15 年前のドラマガに連載されていてもおかしくないおもしろさ。
  • ひととおり読んだ。巨人が「でかあぁぁぁい!」というところからはじめて、そのまま引っ張るのに破綻がないままスケール感の萎縮を感じさせないとか、上役が「偉あぁぁぁぁい!」というひとが登場するけど偉すぎずに上層組織に組み込んでいってスケール感の萎縮を感じさせないとか、そういうところがうまい、かな。あとやっぱひとがバンバン死ぬけどただ死ぬだけだと重くないので死ぬひとの人生みたいなのをある程度描写するんだけどやっぱり死ぬ、みたいなのの描き込みと軽さのバランスもいいかんじした。
  • 一見破天荒な状況、を成り立たせるための納得感のある後出し設定、みたいなのは、後出し設定の過剰感が先行していた 90 年代オタアニメとかと比べるとずいぶんスラっとしてんなー感はある。「こんなかんじで辻褄合うからいいっしょ(チョイチョイ)」みたいな軽やかさ。でもそれ当時でいうとアフタヌーンっぽさなのかも。
  • 自分が読み終わったのでネットの感想をざっと見て回った。「Web 漫画っぽい」という意見があったけど、どっちかっつーと Web 小説っぽい部分もありそうな。群像掘り下げの手順とか。和風 Wiz とかそういう。時代の空気ってやつですかね。「殺し合え!」ブーム後の「殺される!」ブームみたいなの。そこいらにブラック企業的なテイストが掛け合わされば現代作品一丁あがり感。
  • 設定がとにかくシンプルというか、クレヨンで画用紙に書ききれるくらいのかんじなのがポイントか。かんたんに作図できる人類生存圏、三つに分かれてるだけの軍団。べつにもうちょっと多少ややこしくてもよかろうに、これはもう完全に意図していちばん単純にしてあるんだろう。やっぱりアフタヌーンくさい。