U さん迎撃 OFF
近々上京するのかもしれない予定の U さんが、住居探しのため先遣部隊としてやってきたというので、ここはオタオタしく迎撃 OFF なのではないかという話だったが、れいによってあんまり迎撃していないというか、適当に馬柵で勢いは殺しつつ横合いから槍でえぐるというか、そういうかんじの会だったかもしれない。知ってるひとやあまり知らないひとなどが集まっておもしろかった。
- 「オタクはヒモになれない」説
- ヒモは自分の荷物をたくさん持てないから。で、オタは荷物が多い。←いやちょっと待て確かにオタがオタであるために最小限(ある種のトーテムとしての)モノは必要だが、しかしそれが「大量」である必要はないんじゃないのか(「コレクターよりセレクター」言説)?
- 「声優ファン層には一定の割合で長距離トラッカーが居る」説
- 音楽をやっている A さんが「おれは B さんという別の音楽をやっているひとが嫌いなんですよ許せないんですよ」と言っているのだが、おれは A さんの音楽も B さんの音楽もほとんど聴いたことがないうえに A さんが言っているような至極狭い音楽的なことには興味がぜんぜんないので(←「これはおれと関係のあるタコツボじゃない」)、ハハハと笑って聞いているか、でなかったら「結局あなたは B さんの立ち位置にあこがれているんだけど、実際にそこに立っているのがあなたでなく B さんであることが許せないだけですよね?」というようなことを遠まわしに確認するかの二択で、わりと時間はあったので、酒も入ってたのでいまひとつ上手く話をもっていけなかったけど、結局どっちもやった。
- ワナビートマニア
- 単語だけで爆笑できる。いろいろドライブするなあ。ためしに書き出してみよう。
- 「誰かになりたいオリジナル!劣化コピーのクリエイティブ!傷つきたがりのセンシティブ!嘘でもメモリは 512(ごーいちにー)!毎夜の縮小再生産!脳内人脈無限大ー!…ネガティブでつなぎとめ続けるボクら!忘れた昨日とまぶしい明日の狭間、決して明けない優しい夜のために!愛されないと嘆いてみせるボクも!ツブシの利かないボクも!そして毎度のあきらめポーズで同情を誘うボクも!鬱日記投下〜、あしあと監視開始〜、システムの外に放り出されてしまう前に、ボクの送るホットな構って電波キャッチしておくれ。承認を!承認を!承認を!今夜も!オールニートニッポン!」…後半仁成氏のアレのテンプレートに置き換わってしまった。まあいい。
- 「ワナビー界の大御所」ってのはどうだろう。どうだもくそも。
- ドリームワークス、いはゆる無職。
- 限りなく透明に近いブルーカラー。
- 「ハハハ、くそう」
- 「なんでもわかっていて、なにもできない」
- (自分含めて)誰からも放っておかれたとしても、ひとは勝手に何者かにはなってしまう…。
- ワナビーにとって「東京都心に生まれ育ってしまう」というのは、地方に生まれ育つよりもよっぽどキツいという問題も関連するか(→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20060330#p2)。いやしかし別にひとはワナビーになるべく育つわけでもないんだし…、と考えると、「なにを守りたくてひとはワナビーになるのか」という問いになるか。ワナビーになるべくしてなった、ならなければならなかった、というその理由。
店を出るまで延々ビールを追加注文し続ける U さんがおもしろかった。これから仕事という M さんも結局ビール注文していた。大丈夫だったのか(追記:大丈夫だったらしい)。