引越し
- 10 時頃:そろそろ準備しないとなあ
- 11 時頃:将棋おもしれー(TV)
- 12 時頃:囲碁おもしれー(TV)
- 13 時頃:ゴルフおもしれー(TV)
- 14 時頃:引越し屋きたー
など、かなりいい加減にギリギリ進行をしてしまったが、なんのかんので無事引っ越せた。もうちょっとちゃんと準備するつもりもなくはなかったが、結局前日も遊んで暮らしてしまい、当日のアニメ特撮番組まできっちりと見てしまったので、やはりドサクサ仕事ということになった。やたら多い小休止のあいまの実質準備時間を合計すれば、まあ二時間ほどだろうか。あとは引越し屋のひとが来てから、搬出している傍らで残物の梱包して間に合った。生活用品がほとんどないので基本的に時間はかからないのだが、わりとどうでもいい小物などでやはり時間は取られてしまうものだ。とはいっても引越し屋のひとが来て一時間ほどで、三年ぶんくらいのおれの生活の痕跡が綺麗さっぱり消えてしまったのは多少のショックではあった。ここに越してくる前までのおれの暮らし方の基本は「財産を持たざる者」としてのそれで、バッグひとつとダンボール四つですべてを事足らすというようなかんじだったが、この三年はそれなりにがんばって動かしづらい荷物を増やしてきたはずでもあったからだ。やはり根無し草が根を張ろうとするのには、それなりの思慮と試行錯誤が必要だ。三年やそこらで容易ならぬ引越し感など味わえるものではない。結局こういう部分の「自分を取り巻く住環境というものへの意識」の欠落は、おれが親から学び損ねたことのひとつかなと、何に対するでもない漠然とした寂寥感のようなものを覚えなくもないが、それを肌寒く感じたことはまだない。しかしたぶんおれはこのままどこにも居つくことができず(居て当然という顔つきを獲得することなく)、かといって動くこともできなくなった場所で、たまたま死ぬのだろうという予感は、特にそれを印象付けるようなイベントがあるでもないが、年々強くなってきている気もする。
本だの書類だのといったスタンダロンなメディアは片っ端から箱詰めすれば終わり。面倒なのは配線まわりだけだったので、とにかくひとまずありとあらゆるケーブルをひっこぬいてひとつのダンボールに突っ込み、それからおれを取り巻いていた電気的生活環境を解体して梱包した。これは時間的余裕がある場合にはあまり良い方法とはいえない。余裕があるなら、ケーブルは関連付けられるべき機材と一緒に梱包されるべきものだ。でないと開梱したあとの再構築作業のとき手間取る。理想をいえば、すべての機材はもともとそれが収められていた箱に一旦再梱包されてから運搬されるべきだ。それができるようにおれは一応すべての箱を保存していた。けど結局それをやらなかった。最短の時間で作業できる方法にした。それでも、たとえばテプラとかですべてのケーブルに、それがどういう目的でどれに関連付けられるべきものかが貼ってあればいいのだが、今回それをやる余裕もなかった。作ろうと思えば作れる余裕ではあった。まあつまり、目の前のめんどくささをそのまま先送りした。アダプタやケーブル等、一応それなりにユニークな形状をしているものが多いので、それほど迷わないだろうという判断もあった。
手荷物として梱包物から排除していたのは以下の四点。
- ノート PC まわり一式
- AirH" もあるので当座のネット環境はとりあえずこれで十分。
- NDS &充電器
- 携帯電話&充電器
- ないと困る。
- PG 1/60 GAT-X105 STRIKE GUNDAM
- これ(→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20050830#p1)
- べつにこれはどうでもいいのだが、投げ込み式の梱包だったので、適当に箱に突っ込んだらこれ絶対ツノとか折れるよなと思ったので、手で持っていくことにした。
発送時点でもうかなり疲れ切ってしまったし、それは想定どおりだったので、当初予定のとおり「最悪来週末までに引越し先で開梱する荷物は布団だけ」という場合でもどうにかなる最低レベルの装備、ということになるか。布団と電話とノート PC だけあればなんとかなるってのもさびしい話だ。けどそれが現実だ。
そのほか引越しメモ。