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カルチョビット

カルチョビット

最初は買うつもりがなかった。主な理由は、

  • ゲームはなんとなくよさそうな雰囲気だけど、通信まわりが GBA-GBA ケーブル接続以外なく、おれの環境ではほぼ通信対戦不可。
  • 画面全般よさそうな雰囲気だけど、やはり GBA でデータゲーは一覧性とかに不安があるのと、あとキャラクタのフェイスがちょっとやばそう(もうちょっとチップっぽいほうがおれの趣味にあう)

けどやはりどうもなにか引っかかるのと、万一多少アレでも通勤時間のひまつぶし材として十分以上の品質であろうことは感覚できるのと、あと岸和田氏(http://d.hatena.ne.jp/kishiwadungeon/)の事前からの猛烈な盛り上りっぷりになんとなく背中を押されて、買った。

試合画面を見てのファーストインプレ。

  • なんか予想外に試合中の選手の動きが、ちゃんとサッカーしてるように見える。これは良い買い物をしたかも。
  • チビキャラとはいえそれらしく個別に動く。ゴール前のフリーキック時など画面中で 20 キャラちかく(11 人 x2 - キーパー 1 人 + 審判 1 人)動くわけなので掛かる負荷も相当なものだろうが、うまいこと削ってあるのか処理落ちもほとんどない。ひさしくなかった「バックグラウンドに職人ワークの気配」感。
    • あまりにゲーム機のハイテク化が進むとそこいらへんを感覚するために必要な知識量が膨大になっちゃうわけなんだよな。GBA だと障壁がほかの現行機と比べてガクンと下がる。脱線するんだけどユーザが開発者の努力の内容をダイレクトに推測できたのって 16bit 機〜 32bit 機序盤あたりまでがギリギリで、そこから先になってくると「けっこうマジで勉強するようなつもりで調べないと具体的にどう凄いのかすら推測できない」レベルに達してしまった。ゲーム雑誌に専門語が、それが指す内容を理解されることを期待して載っていた頃←→内容はもはやむずかしすぎるのでキーワードとしてだけ見てもらえればそれでいい的に載るようになって以降、みたいなアレ。
  • 試合風景は「TV のサッカー中継」ベースで徹底されている。このへんのリアリティ感の取り方は、さすがダビスタシリーズの ParityBit 社といったところか。ドット仕事とその制御仕事が足し算でなく掛け算で機能している感。
  • というか、しばらく試合を見ていると、チビキャラがちまちま動いてる画面を透過してリアルに挙動している実写選手が幻視できはじめる。やばい。上方修正。これは相当いいかも。連携が決まったときパスが切られたとき、いちいちそれっぽい。も、もえる。

さわり心地もなかなかいい。けどやはり画面狭いこともあってか情報確認が煩雑なところはあった(選手一覧から体調が参照できないなど)。あとやはりフェイスの絵柄はあまり好きではない。けどそういう部分を埋めてなお盛り上げるモチベーションがあるタイトルだ。どうせだったら DS で出てくれてタッチ操作ができたら相当快適だったろうなとは思う。いちいち十字キーで指定せないかんのがな。どうも。このインターフェースならドラッグしたい。けど敢えて GBA に収めることで GBm と組み合わせての携帯性を獲得できたというポイントも大きい(片手操作モードが用意されているなど、GBm 環境へのチューニングはばっちりだ)。

間違いなく通勤通学の友によし。なんといっても「ほとんど操作しなくてよい」というのがいい。特訓と作戦のフェイズでは指示が必要だが、肝心の試合は見てるだけでもいいので。干渉可能のサッカーチームの試合の TV 中継をいつでも好きなだけ眺めていられるようなかんじ。と思ったけど案外きついか。作戦とかチーム編成とかでどうせ腰を落ち着けてじっくり考えたくなるし。ものを考える環境として電車の中はあまり好条件ではないというか。まあそのへんは「家なり出先などで考える」←→「通勤通学中に淡々と実行」ってかんじでやればいいのか。