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だれでもアソビ大全

漠然といろんなテーブルゲームその他が詰っているタイトル。お手軽ゲーム山ほど・プレイ中のチャット機能・ピクトチャットサーチ機能等、これは今年の冬コミのマストアイテムじゃのうというかんじだった。でもこれシングルプレイ専用機として NDS 使ってるひとは買う必要のないタイトルだろうなとも思った。ポイントは「だれでもアソビ大全」がゲームの大全でなくアソビの大全であることで、ゲームとしてどうこうってよりひまつぶしコミュニケーション促進の性質で集められたタイトルというか、40 種類以上集められたアソビの中には対人戦でないと無味乾燥なものが多いのだ。ランダム要素の強いものとか。すごろくやぼうずめくりなど、ゲーム部分だけ取り出すとようするにただの運ゲーなわけで、そんなのわざわざひとりあそびする必要ないじゃんという話になる。デモとウェイト取っ払って CPU にオートプレイさせとけよという(←…)。アソビの身体性、そして感情の交換、か…。

おれの場合で最も気に入ったのはもちろん「大富豪」。大富豪は各自の思考ルーチンを最終的に「カードが配られた時点で勝敗が決定した」とゲーム終了時に全員が納得できるレベルにまで最適化し、すべて人力で行いながらもゲームの流れをひとつの機械というか回路というか、そのようなものをイメージし近づけていく過程で脳汁をあふれさせきもちよくなってゆくゲームである。ほかのひとがどう思ってるか知らないがすくなくともおれはそうおもっている。この理想が達成されたとき、大富豪は勝敗を争う個人競技から速さと判断の完成度を争うグループ競技になる。実際のカードは扱わないため身体性には劣るが、だれでもアソビ大全でもそれなりにいい具合の脳状態には近づけるかもしれないなあとか思わなくも…いや、ちょっときびしい。高速化に難ありだ。まあカードのシャッフル等が自動(あたりまえだ)なのはありがたいんだけど、ゲーム進行が一定以上速くならない。ゲーム中時間だけに限れば手でやったほうが速いというか。ううむ。けどまあそこは仕方ない部分もあるしな。対人戦とか考えると、省略してしまうと判断材料が増えるステップもあるし(←カウンティングしてないひととしてるひとの差が曖昧になったりとか)。

そのほか遊んでて気になったこと。

  • チェスや将棋で「待った」ができない(undo というか。対人戦でけっこう重要なルールだと思うんだけど)
  • チェスや将棋で「参った」ができない(詰ますまで指さないと終了しない)
  • 大富豪で、人間プレイヤが終わって CPU 同士の消化試合になっても高速処理してくれない(べつに CPU の戦い方なんか参考にしないのでさっさと終わらせてくれ)
  • どのゲームについても、あまり細かいローカルルールは採用されていないようだ(大富豪でおれが最もよく知ってるローカルルールが適用できなくて困った)
  • 麻雀がない(専用タイトルいっぱい出てるしな→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20050506#p1