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ときめきメモリアル

ときメモ

やばいマジおもしろい。ハマりそうだ。この場合のおもしろいには複数種の要因があって、当時ですらうすら寒かった部分の裏返しと、現代的に笑い飛ばせる(しかない)おかしさと、一見ヘモいんだけど実はこれよく考えられてるかもなという部分や、ふつうによくできてるなさすがだなという部分などが渾然一体となって独特としかいいようのないノリで展開されていく学園生活状況に知らず知らず引き込まれていき抜け出せない。10 年目に遊ぶ 32bit 世代のときメモは魔物的だぜ。一気にエンディングまで遊んでしまった。以下適当に思い出しつつプレイ記録。

キャラクタメイキング。そうか音声ジェネレートして名前呼んでくれるシステムは 2 だったよなーと思いながら本名入力(疑似体験型のギャルゲーで本名プレイは当然だ)。はじまた。入学式デモを眺めつつ、藤崎詩織はいまだに語り草になってるくらいの伝説の悪女なのでまあいきなりのアタックは無謀だなと思いつつ、青春なので無謀もよしと考え攻略目標を藤崎に決定。全然覚えてないのでとりあえず勉強勉強。文系理系理系文系。赤髪女にぶつかられる。誰だこいつの名前朝日奈だったっけ。名乗らずに去る。あーそういえばこいつ何回かぶつかるイベントのあとで名乗るんだったっけ、とか思いつつ勉強勉強。体力 30 あたりをデッドラインと想定して休日はひたすら休憩休憩。校門で藤崎を二回ほど発見し下校に誘うも「噂とかされると恥ずかしいし…」とかなんとかなつかしの地獄台詞を繰り返され、まあ言ってろよいずれそっちからホホテライザー状態で同伴下校誘わしたると決意しつつ、そうこうしてるうちに紐緒に部活に誘われた。科学部強制入部。そういやときメモって部活選択の自由がないゲームなんだったっけ。まあいいか勉強上がるし。目標藤崎ならパーフェクト超人にならなきゃいけなかったよなと思ったので芸術や運動も混ぜてパラメータ向上向上。なんかフラグでも立ったのか片桐とか古式とかボロボロ出てくる。虹野も来たか。甲子園がどうとかいうんだけど選択肢すら出ずに断り。紐緒の台詞が微妙に変わる程度には部活熱心なおれだ。べんきょうしてるなあ。まあおれはおれでもきらめき学園の高校生活をエンジョイしているほうのおれだが。テストでもやたら成績がいい。最初の一回はそれほどでもなかったが、二回目以降は藤崎を抜いて学園一位を最後まで維持した。

そんなこんなしてると、やたらギャルが下校誘ってくるのな。据え膳食わぬは男の恥という言葉を信用してとりあえず誘われれば乗るキャラクタとして振舞う。ふーん。全キャラまんべんなく好感度高め状態ぽい。朝日奈は結局二回ぶつかっただけでフェードアウトしたけど。あと如月が夏休みの早乙女強制ダブルデートで出た。当然スルーして本命藤崎と観覧車→お化け屋敷だったがな。ゲーテの詩集が好きというのはどうかと思う。あと古式がデートに誘ってくるのはなぜだ。部活の夏合宿は風呂場のぞき成功、ときメモグラフィックの意外なエロさを再確認。ていうか早くも記憶曖昧なので順番いろいろズレてるかもわからん。あーしかしこのゲームまじおもしろいので全キャラ攻略したくなってきた、とりあえず一年目は修練の年と規定しているのでひらすら学力と体力(と芸術)。いちおう早乙女妹の声は聞いたはずなので好雄には何度か電話してるはずだけど自分から藤崎以外をデートに誘ったことはない、結局藤崎には断られたのだが。クリスマスの伊集院パーティには無難に入れた。藤崎とあと誰か二人と無難に会話、プレゼントはハズレ。元旦は藤崎と初詣。もちろん恋愛成就祈願。小吉。バレンタインは藤崎に誘われたので、おー多少は通じてるかおれ?とか思って校舎裏に行ってみたら美樹原登場、そうだった藤崎はそういう女だった。あとなんかこのあたりで清川とかも出てたっけな。公園でランニング話で。毎日 50km のひとだろ。そういう具体的な数字だけはなぜか覚えてるんだよな。

地獄の二年目開始。なにが地獄かというとのっけから爆弾が爆発した。それもひとつでなく次々と誘爆。出会ったギャル全員が敵に回る。電話帳は一面の地雷原と化した。ようするにおれは悪い噂が流れようが爆弾が爆発しようがなんのフォローもしなかった。結果常に複数の爆弾が点灯し、連日爆弾が爆発し、毎日いやな音が鳴って早乙女から警告電話がかかってくるように。おれはときメモ遊んでるはずなのに今やってるゲームはまるでボンバーマンときメモの怖ろしさが身に染みる半年間だった。おれは確かに誘われれば一緒に下校するし誕生日になればプレゼントを渡した。しかし誕生日プレゼントなんてものはべつに誰でもあげるしもらうもんだろと。下校についてはおまえらが勝手に誘ってきただけの話でおれは藤崎以外の女を誘ったことなどはない。連中はいうなれば勝手に期待して勝手に自爆しているだけの話であって、そんなことはおれの知ったことではない、が、このまま毎日どっかんどっかんやられるとさすがに気が滅入ってくるっていうか、連爆の余波でただでさえ好感度最低状態だった藤崎にまで遂に爆弾が点灯するに及び、これではもう埒があかないデジタル女どもの非道に屈するのは口惜しいがここは己を曲げてフォローに回らなければならないと決意したのが秋の終わり頃。現実のおれはごくふつうのオタ高校生活を送ったが、きらめき高校のおれの場合爆弾ひとつで地獄学園生活一択に転落する。同じ名を託した主人公の人生を、おれのつまらぬこだわりひとつで漆黒に染めるわけにはいかない。二年目の前半は、ギャルどもの氷点下の視線をかいくぐってひたすら学業に部活にスポーツに没頭するリアルオタライフ擬似シミュレーションの様相だった。夏合宿の覗きに成功したことだけが光明だった。

藤崎へのフォローを皮切りに、爆弾処理に精を出す二年目後半。気分はポリスノーツか鈴木爆発か。毎週電話、毎週デート。それまで週末は基本的に休む生活だったが以降はそういうわけにもいかなくなり、平日スケジュールに休息を入れる羽目に。クリスマスの伊集院パーティは、おしゃれ度が足りないこともあってドレスコードに引っかかりかけたが肉体美で突破、しかし地獄の影響をひきずっておりギャルどもからは散々なお言葉(「よく入れたね」とか)。元旦は藤崎を誘うも留守。ブサメンライフ、か…。相変わらずテストでは首席街道をひた走り運動会では 100m 走ぶっちぎりではあるものの、爆弾処理に追われているので学業もおろそかになりがちで、伊集院パーティでおしゃれパラメータに危機感を覚えたのでそのへんもなんとかしなければならない。このあたりで芸術は捨てた。どうにかこうにか全員好感度極低ではあるものの爆弾処理だけは完了した頃合には、三年目がはじまろうとしていた。

もはや何をどう頑張っても藤崎攻略は不可能とわかりつつ、いまさら引くに引けない三年目。「藤崎の彼氏になるには…ちょっとかっこわるいよな」と、おれもしっかり自覚してやがる。まあそうだ。暗黒の二年目を忘れるな。残りの一年間をひたすら走れ。毎日鏡に向かい、週末となれば藤崎に電話、デート。パラメータ自体はそこそこ高いもんだから断られるようなこともほとんどなく、一年通じて毎週のようにデートデート。おまえら受験生だというのに余裕すぎ。過去をインクリメントしたデジタル女どもがまたぞろ下校に誘ったりしてくるが、おまえらの本性はもういやというほどわかっている、据え膳食ったら地獄行き、すべて断り誕生プレゼントもなし。悪魔よ去れ。ハイエナは散れ。ジャッカルは寄るな。ボンバーマンはよそでやれ。おれは立ち止まらない。ゴールは遠い。藤崎こそは悪魔王だ。これほどアピールしても噂とかされると恥ずかしいしとくる。誕生日には是非ともオタの生き血の詰め合わせをプレゼントしたい。

修学旅行で番長バトルに勝ち、クリスマスは無難に通過し、元旦は駄目もとで恋愛成就祈願、卒業式、そういえばサターン版は自分のほうから告白できるんだった、とか思いつつ藤崎を探して屋上で捕捉、特別な感情はないから…と当然の断られ。まあそんなもんだ。それが人生だ。いちおう一流大学に合格。関係ないけど「たとえばこんなラブソング」て漫画あったなー。暗転してエンディング。歌詞が表示されてインストゥルメンタル。女々しい野郎どもの詩。この支配からの卒業。だが卒業してもコンティニューできる。この青春に終わりはない。セーブファイルは継続可能だ。おれはときめきメモリアルで全キャラ攻略することに決めた。forever with you 上等だ。デジタル女どもに永遠のなんたるかを教えてやる。