メテオスの問題点 その 1

公式サイトのムービーがむずかしそうに見えすぎる。

公式サイトにあるプレイムービー各種だが（http://planetmeteos.com/movie/）、なんかやけにむずかしそうに見えちゃう気がするんだよな。隕石の落ちてくるスピードと間隔が、既存のパズルゲームより気忙しく感じられるからだと思う。ぷよぷよとかパネポンとかよりはるかに難しそうに見える。「メテオスのあそび方ムービー」の中盤までとかはけっこういいかんじのスピードなんだけど、後半のステージ紹介でちょっと牙が覗くというか。発売前からスーパープレイが標準なのかよみたいな印象だった。なぜ紹介ムービーがこのようであるかは、自分でプレイしてみれば納得できる。スタイラスによって十字キーより素早く隕石を操作できるため、ふつうに遊んでいても（十字キーの感覚だと）かなりものすごいプレイをしているかのように見えるし、（十字キーの感覚より）高めの難度にも耐えられるのだ。だからメテオスは見た目として既存のゲームプレイより苛烈に見えがち。

でも、それはおれがゲーオタだから納得できることかもしれない。まだメテオスを遊ぼうか遊ぶまいか迷っているライトユーザのひとがこれを見たときどう反応するか。不当に過酷な第一印象によってドン引きされてしまわないか。ムービーだけで判断して「むずかしそうだからおれはいいや」とか思ってしまわないか（余計なお世話だが）ちょっと心配だ。

ていうか、だがしかし、そもそも、あのムービーは全然嘘ついてないわけなのだった。ふつうに遊んでてもあれだけのスピードに出くわすことはよくある。おれの場合だいたいすぐ死ぬのでそう長くあの状態を続けるわけじゃないけど。だからへんにゆっくりのムービーとかを作ると、それはそれで嘘をついてることになりかねない。ムービーじゃゆっくりだったのに遊んでみたらすげえ忙しいじゃないかこの野郎みたいな。

問題を改めて見直してみると、

• プレイムービーが軒並みスーパープレイであるかのように見えてしまう

というのはつまり、既存の十字キーを前提とした難度観からくる錯覚だ。

• 一見スーパープレイのように見えますが、実はそんなにはすごくありません、スタイラスを手にすれば誰でも案外これくらいできます

というようなアピールをすることで丸く収まるのではないか。いやでも一瞬の判断とかは指先じゃなくて脊髄のスペックかもしれないしな。結局あんなにはできないかもしれない。むつかしいな。