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THE iDOLM@STER

先日の日記(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20070126#p1)で「自分で遊ぶ必要なくて、毎日このランキングのリプレイをダラダラ眺めてるだけで十分楽しいんじゃないか」と書いたが微妙に訂正する。実際それだけで十分満足できているが、あのハイスコアラーのスーパープレイムービーを浴びるように見たあとで自分のユニットの育成画面に戻ったときのあまりの場末感に愕然としたので。なんだろうか、きらびやかな芸能界とか、スポットライトの当たっている向こう側とかが、Live ランキング上位の世界。Live のこちら側かつ画面の向こう側、つまりおれのゲームプレイは、ドロドロショボショボとしたパッとしないアイドルの苦労話界隈。まずステージの豪華さが全然違うし、ほとんどミスもなくアピールも適切な彼女たちと比べ、こっちのアイドルは片っ端からアクシデント起こしまくるわアピールの手数も少ないわで全然いいところがない。あっちが本当のアイドルだとすればこっちは地下アイドルといったところだ。そのありさまを見たとき真っ先に感じるのは世界ランキングと相対した一消費単位の落胆や悲哀などではなく、「あああ、おれに力量がないばっかりに…」という二次元キャラに対する申し訳のなさに近い感情なのだった。無数に複製された象徴のひとつにすぎないこいつではあるが、上位ランカーのプロデュースしているユニットのように、晴れやかに大舞台で歌って踊りたいわけだよ、だってそれが設定された経路というやつなのだし。でもそんな実力もないし(おれがトレーニングでも失敗しまくるので)人気もないし(おれがオーディションでうまくアピールできないので)テンションも上がらないし(おれとのコミュニケーションもぎこちないし)、本来出せる性能を発揮できないまま引退を迎えてしまうのではないか、という焦燥と絶望。もちろんゲーオタであるから奮い立たされるものはある、負けてなるか、うちのアイドルにだっていずれ大舞台を用意してやる、ネットの向こうのあいつらに及ばないまでも比べて恥ずかしくない程度には育て上げてやる、とかそういうのも、確かにあるが、なぜだろうか、妙に暖かくも寂しそうな未来のことにばかり思考が飛ぶ。まだ見ていない、また実際に見ることもないのだろう貧乏イベントシーンが走馬灯のように…、いやいやいや、がんばらないと。結果的にいえばランキングのムービーは見ればやる気が出る制度だと思った。ただし、やる気と同時に焦燥感とかたどり着きたくない明るくないゴールへの不安なども、一緒に励起してしまうというか。

そこそこでいい、なんて思ったら人間そこまで、か…。