究極超人あ〜る→げんしけん
タイトルは PS「高2→将軍」を意識したのだが無駄だったようだ。
げんしけんをドーナツの中心として(←つまり読んでない)あれこれ雑念が渦巻いているおれだが、ハチクロとかのだめとかの読み筋と別に、×げんしけんのオタネタ候補として最近注目を集めているのが、ゆうきまさみ「究極超人あ〜る」だ。ああ世間はそっちなのか。おれが立ち止まってるあいだにでも流れはどんどん生まれて渦巻いて過ぎ行く。
「ARTIFACT@ハテナ系」で時系列順に追っていくと、
最新の記事などは、アンカーが「#are で通じるだろ」みたいなノリになっているところなどもおもしろい(04/11/27 追記:#are は「あ〜る」の発音からであって「アレ」ではないとの指摘)。
この軸で blog 界隈を洗ってみると、げんしけん派とかあ〜る派とか中立派とか、いろいろな意見が分布していておもしろい。げんしけん×あ〜るというのは、ハチクロ×げんしけん×のだめとかそういうふうな同年代の漫画の並びでないことから、オタク新人やオタク現役やオタク OB やオタク年配などのひとたちがそれを語るうえで、それぞれの立ち位置を明確にするからかもしれない(語る内容より語ってるひとたちの多様性がおもしろい)。
で、この話題に関連するかしないか微妙な妄想がいくつかあったので、ツラツラと思い浮かぶ順にメモ。
- 鳥坂先輩型のひとを許容する環境としての大学サークル
- ところで理系大学と文系大学では、鳥坂先輩型の先輩の滅んだ(タイプ別キャラクタとしてほぼ支持を得られなくなった←いやまだ滅んでないのかもしれないが)時期に差があるだろうとおもっている。個別に差はあれ一般的には、理系大学のほうが文系大学より上下関係が残りやすい傾向が強いのではないかと思うからだ。理系のカリキュラムは、文系のそれと比べて質量が大きくかつあらかじめ定まっている事柄が多い関係で、先達の知恵や遺産やコネなどの役立つ機会が多い、従って理系大学と文系大学では「先輩の重さ」が違う。
- よって、あ〜る型の大学サークルを探すならまず理系大学、それも構内に大学院が併設されているキャンパスに部室を置く文化系サークルを重点的に見て回ればよいのではないかと思う(つまり理系文化系)。
- げんしけんの舞台が何系大学なのか知らないが(総合大学?)、おそらくサークル内上下関係の瓦解は文系大学的なパターンだろう(同回生同士でノートまわせばなんとかなり、ゼミ選びもそこでその後の進路可能性がほぼ確定するというほどにはシリアスでないことから、先輩の権威の必然性が希薄になり、「ただ単に自分より数年前から大学に居るひと」程度の敬意になっていく)。
- 「あ〜る」が出たのは妥当な筋だと思うけど、じゃあアニパロ出つながりであさりよしとお氏作品とかとは対比されないのか?
- いや、そもそも「あ〜る」の春高光画部を文化系サークルと認識するのは誤りではないか(文化会半分体育会半分みたいな)?
- 高校サークルと大学サークルでは土俵が違うんだからそこを比べてはいかん気もする。
- 高校生は体力も余ってるし、遊びで運動をすることに違和感がない(と思う)。
- 大学生は体育会系サークルにでも入らない限り、体育の授業以外で自分から運動をすることなどない(←偏見)。さらにいえば教養課程で体育の単位は取り終わるので三回生以上はほぼ完全に自発的な運動をしない(←偏見)。
- 「あ〜る」と「げんしけん」というような、作品単位での対比ではなくなってしまう気もするが(←時代話とか周辺情勢話とか雑誌読者話とか作者話とかいくらでも枝を分けられそう)、サークル員としての女子の描き方がどう変容しているかに注目してみるのもおもしろいかもしれない。