日曜漫画

上手下手とかひとに見せる見せないはひとまず置いて、趣味で漫画を描くということを、継続的にやっていくことも重要だ。日曜大工とか sunday programming とかいうような言葉もある。そうしたものの漫画版。なにも日曜だけに限らなくて、平日のちょっとした時間でらくがきをするとかそういう連続などがあればなおのこと良い。より発展したかたちが、そうした生活の一部としての趣味の漫画を、てきとうな間隔で同人誌即売会などに参加して頒布するという形態だろう。売れる売れないとかではなく、もちろん多くのひとに読まれるに越したことはないし、一冊の本の完成度を上げるために無茶をしたり破目を外したりとかそういうことをしてもいいけど、どちらかといえば生活サイクルに漫画を溶け込ませていくことを重視するかんじの暮らし。道を究めるとか時代に冠たるとかではない、「ただ今はそれを楽しみたい」の境地。

おれの現状でいえば、これとアニメ鑑賞を一致させていければそれ以上のことはない。一昨年あたりに考えてみたはいいが、考えただけでまったく実行できなかったことがあって、それは、TVアニメを1日1話とか2話とかのペースで鑑賞して、そのストーリーを1話につき1本の4コマ漫画に要約していくというやりかただ。やれるものならやってみたいと思っている。どんな情報量の話でも必ず4コマ、べつにオチとかはなくてもいいけどあるほうが望ましい。2クールものなら26本の4コマで、読み返したらだいたいのあらすじとかノリが思い出せるようになっていれば完璧。

というか当時それを「少女革命ウテナ」全話鑑賞会でやってみようと思い立ったんだけど、のっけから「ウテナを描けない」という問題に行き詰ってしまったのだった。ぬうう。カスミンで再挑戦してみるかな。でもこないだカスミン描いてみたらやっぱりカスミンがカスミンに見えなくて困った。パーツあわせりゃ似てなくてもOKとか、そういう部分でのボーダーの低いアニメからはじめないときついんだよな。

このへんの話から関連してリンクするのは失礼な話かなと思うが一応。

• 才田通信
  • http://www003.upp.so-net.ne.jp/saita_tusin/
  • おれが才田雅孝氏の日記にアンテナを張っているのは、ようするに「アニメ見て自前絵で感想という、おれが（そのどちらも）できていないことをへいきでやってのける！ そこにしびれるぅ！あこがれるぅ！」という感動からだ。
• ばんぶーぱいん
  • http://b-p.no-ip.org/blosxom/blosxom.cgi
  • なんでまたおれが同人誌即売会に出かけて（←おれが同人誌即売会にふつうに参加するというのはかなり異例なことだ）ばんぶーぱいんの青梅松竹氏の同人誌を買ってきたのかといえば、青梅松竹氏の絵柄にピンとくるものがあったというのがまあ第一なんだけどもそれだけでなく、上記のような「日曜漫画的な生活への可能性」について、なんとなくこういう絵柄のひとの作る同人誌なら、何らかの解答（になりうる成分）を含んでいるのではないかという期待があったからだ。