最近のアニメ
- ログホライズン。「SAO をお行儀よくやり直しやで」くらいのもんかと思ってたけど、なんかちょっとマオユウというか、イノベーションで世界をモアベターに路線の、なんというかマオユウとか MAGI とかなんかそんなかんじの意識高いテイストも入ってきたな。おれその路線キライなので困るー。
- ざっとインプレ。ミス・モノクロームは、エスプリのみの濃度高めだけど短い、けどその短さがおっさんには助かる、といういいとこずくめ。ぎんぎつねはカミチュ感あるので基本かなり高得点だが、傷なし若者のほえほえドラマってより現代的に傷あり若者の癒し成分とかが入ってきてて、若干おっさんエンタメとしては薄れる。キルラキルは、高め安定だけど驚くようでいて驚きがない。目は忙しいが心が退屈している。化物語 2nd はたいへんおもしろいんだが、おもしろすぎて「いま見なくても全然 OK」感が出てきてしまう音速の壁。のんのんびよりは、田舎の閉塞感より話の閉塞感のほうを僅かに感じて楽しみきれず。で、ガンダムビルドファイターズがすげえよくできてる!黒田洋介氏すごいわ。
- ガンダムビルドファイターズ。きちんと少年向けっぽいガキアツい展開をやりつつ、話の根っこの部分の基本的な不明点(主人公の父の現在、主人公のバディの正体など)を、それが当然であるかのように全然説明しないままガンガン話をすすめる、というスタイルは盲点だった気がする。その基本線の枝葉として「画面の中で起きるいろんなおかしいこと(全然関係ないおっさんがいきなり出てきて解説を担当したりするなど)についても作中で一切ツッコミを入らない」というおっさん向けギャグにまで昇華されている。「ボケだけでツッコミ不在」は現代最新型のアニメ作法というわけではないが(←残念ながらのどかな時代は終わった)、深夜アニオタのユートピアだ。
- ともあれ「(現実と似ているがゆえに細かい部分に違和感が出る)異世界を、こんなに説明なしに描いていいんだ!」というのは、発明も新規性もないかもしれないけど、その実践はたいへんなことな気がした。気鋭の才気が迸ってるみたいなかんじは全然しないが、これは貫禄の脚本力といってよいのでは。
- やはりおれはやはり俺の青春ラブコメは間違っているが好きだな。
- で、「俺の脳内選択肢が学園ラブコメを全力で邪魔している」は、そろそろつらみが。なんかこのー、この中に一人妹が居る的なつらみ。