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趣味:人生相談(←受けるほう)問題関連

  • あれっ、「趣味は人間観察です」(→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20071004#p1)の発展系として「趣味:人生相談(←受けるほう)」というのがあるんだけど、これいまいち認知されてないな?
  • かんたんに翻訳すると「人間をはじめ、ひろく世間や将来までを見通す力に優れ、周囲に頼られる人望があり、しかし不相応に老成してしまっているので同級生と同じ視点で楽しめない、無聊をかこつオレ」みたいなの。高校中盤〜大学 1,2 年らへんによくみた気がするので高 2 病の一種といえるのかもな。新歓時期に準備されるパンフとか部室ノートとかの部員紹介欄に「最近の趣味:人生相談(受けるほう)」とかが並ぶと金木犀の香りを幻視するような興奮がある、というか「趣味:人生相談」は自己紹介時にアピールされるのが華なのだ。ふつうに考えて占い師でもない初対面の他人相手にいきなり人生相談するような馬鹿は居ない。
  • でもこれオタク女子における「デビューとしての姐御肌」みたいなもんで、けっこう根は広範囲にひろがってると思うんだよね。ようは「最初から上から絡みたい」というわかりやすいエゴ剥き出しな部分がコート内全裸男みたいで恥ずかしい、という部分と「現役で居ることに疲れた、降りたい」みたいな感情の読み取れなくはない切なさが分裂しきれず並存しているかんじ。生身の自意識ダンス。「趣味は人間観察です」は教室窓際や校舎屋上的な気分におけるナルシシズムだけども「趣味:人生相談」は軍師・占い師・No.2 願望みたいなものの亜種というか。
  • で、この「降りたい」の欲望、たぶんヤンキーの場合の「落ち着きたい」の欲望とだいたい互換。
  • おれも後からか勉強してオタクになったタイプだから、オタセンチにヤンキー的心情がミックスされてる感傷あるよな。ただ、高 2 病的な意味での「趣味:人生相談(受けるほう)」の「降りたい」欲は、ヤンキーの「降りたい」ほど切実ではないよね。オタクには現役でなくなることの恐怖感(というか生涯現役前提の価値観みたいなの)とかもあるんだから、「じゃあ降りれば?」となるとそれはそれで困る。降りたいけど降りたくはないという。
    • いや最近はヤンキーもあんま本気では卒業したくないひと増えてんのかもだが。それとも一度はちゃんと卒業するんだけど、ほとぼり冷めた頃再入学するかんじなのかな?わからん。
  • たんに「同年代のオタクが自分にはすでに退屈だ」という息苦しさもあるかな。でもそれかなり罠でね。「若オタに影響力を持ちたいおっさんオタと、おっさん的な権威を手っ取り早く利用したい若オタの共犯関係」(このへん?→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20081218#p1)みたいなのがここで駆動してる。これやると一時期にはかなりのジャンプアップ感あるけど、でも同年代オタと過ごしておくべきだった(その瞬間にしか作れない)同時代体験みたいなものを取りこぼして、自分がおっさんになったときに残ってる仲間の数に響いたりする。
  • …あ、これもう全然「趣味:人生相談(受けるほう)」の話じゃなくて「なんだかやたらに年上受けがよくて先輩たちとばかりツルんでるよーな若オタは先々ヤバいので、なるべく同回生同士の輪の中に居場所作れるように誘導してったほうがいい」みたいなサークル先輩マニュアルだな。