ポエマーとしてマカーにセガユーザは並び立つか
個人のポテンシャルでインターネット的におもしろいひとは居るが（ゆうじ氏とか）、やはりポエマーとしての才能では遠く及ばない。
- 往年からの観測によると、やはり格調高さでマカーにセガユーザは及ばない。やはり現代詩を練り上げるにあたって「このハードは素晴らしい」という発想では足りなくて、「このハードの素晴らしさによって高められるオレ」という概念が入らないとエロスとタナトスが足りないというかんじになるのだろうか。「透明なメディウム」みたいなフレーズを発明できる土壌はセガオタ界隈のどこを見渡してもなかった。
- セガユーザは最終的に機能や性能を拠り所にするけど、マカーはチップがどうとかではなくパーケージ全体の体験がとうのという方向で発展したという違いが。あ、でもセガハードのサウンドチップトークと iPod のイヤホントークはちょっと似てる気がしないでもない。
- セガユーザにありがちなのは「技術とチップ性能はマニアックで高品質だが不器用なので評価されない」というセガ社像だけど、マカーにありがちなのは「スペック的には足りないところいろいろあるけどコンセプトからいってこれが正解だしイメージを具体化するデザインは完璧だ」みたいなアップル社像で。ようは「素材はいいのにオシャレに気を使わない地味カレの魅力を私だけが知ってる」がセガ信者で、「お金持ちじゃないけど気が利いててコーディネートがじょうずで素敵なカレ、あと映像業界にカオが利く横文字職業なのよ」がマカー。これ全然違うよね。
もともとはクソ高かった Mac の信者は素性のよいひとが多く、家庭用ゲーム機とかジャンク趣味なので有象無象、みたいな歴史の話はどうでもよい。
