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バリバリ伝説関連

やっぱおれたちはしげの秀一氏作品を頭文字 D によってでなく、バリ伝によってスゲエと感じた世代だ。「あの漫画、紙なんだけどなんか速い」みたいな異様な噂がクラス男子の間を駆け抜けたものよ。新海誠氏が 3DCG 映像において逆光にキャラクタ性を持たせた点でエポックだったのに対し、しげの秀一氏は漫画表現において効果線で個性を演出した。

  • 序盤、週刊少年漫画初期の人気取れなきゃ打ち切りのギリギリ感から続々と繰り出される脈絡のない展開、無軌道な十代若者群像劇との相性チリバツバリバリ伝説
  • 立ち姿の擬音で「きゃろん」…!きたでこれ。女キャラ好きだけど苦手ダゼー感たかい。
  • 高校から出会いから耐久出場までのジャンプアップ感、そして序盤の山場・鈴鹿四時間耐久、今読んだらそこまで力感のすぐれた展開というわけでもなかったけど、ラスト巨摩「海だー!! 海が見えるっ」と松井「かわいた… のどが… かわいた… ぜ」の対照のかっこよさで一気にいい話にまとまった感あるな。
  • で、第二部から絵が一気に速くなるね。いや絵柄開発的には鈴鹿四時間耐久くらいからもうだいぶ速くなってたんだけど、それがテンプレートとして安定したのか。で、いいっすねーカルロス・サンダー。単純な名前の非実在超一流外国人選手。伝統的スポーツ漫画やねー。かっけえすわ。
  • あとバリ伝では自動車が全然速そうじゃない。やっぱ頭 D はじめるとき四輪の速そう感は研究し尽くしたんだろうなー。ロリ系を極めたエロ絵師が人妻系の絵柄で新境地を拓くようなもんだろうか。
  • 第三部世界 GP 編、前回読んだ頃はヨーロッパ認識とかちょういい加減だったので全然視界に入ってなかったけど、あれね、移動中に観光要素入ってんのね。たのしそうだわ。レースはべつにいいけどこの移動だけおれもやりたい。はやく Forza とかで旅ができる時代になれ。あと、なんかこのへんのグランプリサーカスノリは、新世紀 GPX サイバーフォーミュラとかとも通じている気がした。
  • …そうだった、バリ伝は頭 D と違って、おセックスシーンがあるんだ。すげえ(すげえて)。

当たり前なんだが、話者ごとに違う「巨摩」「グン」「ガン・ボーイ」などの呼び方の使い分けを間違えないの偉いなー。いっぺんくらい歩惟が「まけないでガン・ボーイ」とかうっかりモノローグしてもおかしくないかんじするのに。