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Dead Island のトレーラーが素晴らしかった

M 氏がエモいと褒めていた、Dead Island のトレーラーを見た。素晴らしかった。エモい。じんわりした気分になっちゃったよ。

  • うっとりするようなアナウンスメントだ。ゲーム本編は、確定的にこれとなんにも関係ねえんだろうなー、という部分を含めてせつなさみだれうちGoW の CM(http://www.youtube.com/watch?v=jzn9jbwuobc)みたいな方向性、それをより発展させたものだ。グロテスクを笑うようなゲームの告知にこそせつなさは相応しい。あ、序盤の雑魚ゾンビで父ちゃんに似たモデルが出てくるとかそういうのはアリか。
  • こういう羽毛のような感情を、実際のビデオゲームは吹き飛ばす方向で発展している。これまでにあるようなゲームシステムは、部屋に舞う埃の軌跡を揺らさぬような繊細さをプレイヤにアフォードしたりはしない。ゾンビ一体殺すたびに揺さぶられてたら、オープンワールド型の FPS なんてやっていられない。むしろ、そうでないからよいのだ、ともいえる。
  • それにしても、なんて卑怯な映像だ。背中の娘を振りほどく父親(逆再生により父親に戯れているように見える娘)とか、構えてはみたけど結局包丁使えない母親とか。平穏や愛情が壊れていく過程の逆再生が気休めにすぎず、ないよりマシでありながら、やっぱりその落差を視聴者は引き受けなければならない。娘を犠牲に差し出すような、救おうと走り寄るような、そのどちらにしても結局どうしようもなく全滅する流れ。あの勢いのゾンビが襲ってくるならどういう手順であれ生き残れないよねあの家族。無意味さと感情の振れ幅は関係ない。どの局面にだって宿りうるからだ。
  • 最近、公私共にゲンナリすることが続くので、このムービーは刺さるな…。

一応逆再生バージョン。こちらはあんまエモくない。自分の中で魔法が解除されていくような気分。

でも消え去りはしない。意味がないとわかっていても気休めを欲し、それで救われることもないという。