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あんびばブーリン 2011

  • 「萌え豚」が他称としての罵倒だったのを、自称として取り込んだわけだから、オタが「ブヒる」と言い出すのは健全性のあらわれだろう。他称「オタク」を自称に取り込んだのと同じ作用だ。
  • このような繰り返しで、罵倒は結局発明する側のほうがアンバランスなのだ、ということを、オタはその態度でもって、また結果で示し続けてきた。罵倒し切断することによる精神安定行為が結局世界を狭め、狭めるがゆえ未来を失ってゆくという当たり前の話だ。もちろん、それで問題なければ罵倒していいんだけど、した以上は切断した向こう側から利得だけゲットしようみたいな魂胆はナシだ…というのは美徳の話だが、長い目で見て結局それはアリになってゆく。そうやってひとは徐々に美徳を失う。
  • オタクを野蛮だと切断していった人々は、どんどん内部の富を増産していくオタク文化圏から断絶され、(相対的に)周辺化・未開化していく。そうして結局一旦は切断したものに、文化的に依存せざるをえない状況が繰り返される。孤独を恐れるなら、籠城は鎖国規模くらいでやらないとうまくいかない。
  • そうした繰り返しの中で、「なにかを切断することには多大なリスクが伴う」ということを学んだオタクは、切断されようとしている状況に対して危機感を抱くから、切断される先にこそ自分を重ね合わせようとする。そうすることで生存や繁栄への可能性を担保する。
  • で、美徳ゼロになったひとの行き場としても、オタク界隈は懐が広い。