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旅行記録 - iPhone と嘘とマジックテープ

  • 田舎に iPhone はない。田舎はマジックテープが普通。ていうかマジックテープのかっこよさがわからんやつは「おっさんが軽トラに乗り込んで「畜生…」いいながらセッタ咥えて、エンジンかけつつチャッカマンに手伸ばし、車と人間のイグニッションスタートして発車」のかっこよさがわからんだろ。
  • ジーパンかっこいい的な流れ上にあるのか。実用品は実用されなければかっこよくないんだが(←ってのは「ファッションとは機能である」というオタク側の理屈だが)、しかしジーパンかっこいいってのは、実用されてるかっこよさ以外の価値観も混じってるってかんじなんだよね。なんだかとにかくそういうのはめんどい。
  • かんたんに言えば「サマになっていれば OK、サマにならないのは NG」ということで、サマになるというのは、自然な動態と、それが当然という静態の組み合わせだ。そいつにとっての普通、日常、あたりまえを補助し、加速させる機能性により実現される「超普通」、それがオタファッションの理想形といえるだろう。でも、たぶんオタク以外の立場でいえば、「あたりまえ、だけではない」という感覚が要るんだろうね、というか、その「オタク」の部分は「非都市生活者」に置き換えてもいいのかもしれないなと思った。
  • ところでライターとしてのチャッカマンはマジかっけーんだよ。ジッポとかめじゃない。ある日それがわかったので、大学時代チャッカマン持ち歩いてたもんおれ。いまは持ち歩いてない。遺憾ながらチャッカマンをおれの生活に馴染ませることができなかったので。なんでもいいから、煙草以外の着火要素が生活に溶け込んでないといけない。でないとライターでなくわざわざ大型のチャッカマンを持ち歩くという合理性がない。おれには煙草以外で火を使う場面がなかった。
  • これはオタ即「あたりまえ、だけではない」=排除、という事例ではない。おれは新しモン好きでもあるので「あたりまえ、だけではない」を身に着けること自体には抵抗はあまりない。デジガジェとか。風呂場にすら iPhone を持っていくおれに非デジタルの聖域はないのだ。ただ、それを「いずれ当たり前にする」ことが大前提なわけだ。馴染まないものは要らないってのと、要るものなら馴染ませたいっていう、二つの感情の折衷だな。要るから馴染ませたい、のでしばらく携行してみて、どうにも生活に溶け込まないものは遺憾ながら縁がなかったエンド、どうにかなったらハッピーエンド。それで人生まで変わるようならトゥルーエンド。加速する超普通の世界へ。