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「理解できない」問題

前回(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080701#p2)。「本当は相手の主張を理解できるのに「理解できない」というアプローチで絡んでいく人々」の背中を追って。

  • 「賛同できない」を「理解できない」と言い換えるひとが多すぎて、「理解できない」と言うひとは理解力が低いのか、それとも理解力でなく国語力が低いという話なのかがわかりづらい。
  • 「賛同できない」の「理解できない」への言い換えは、感情表現(感情動物としての立場での発言)としてはアリだと思っていて、だから「クールで理知的なオレ」みたいな立ち位置なのに「理解できない」とか使ってるひとは程度が知れるなーと思っている。
  • 「理解できない」はただ「わかりません」と言ってるだけで、「わからないので教えてください」とまでは言っていないわけだから、応答としては「そうですか」「あなたにはむずかしいかもしれませんね」あたりが安定。「迎撃されること前提の空中ガードで飛び込んでくるオタ」みたいなもんで、なにもしなければ素着地して終了。だからそれを見越してより誠実に言い換えれば「説明しろ」になり(小足飛び込み)、あるいは「理解に苦しむ」(レバー一回転飛び込み)あたりがやわらかい。
  • さらに誠実な言い換えを検討すれば、そもそも「(なぜそう結論付けたのか、私にはその思考過程が)理解できません」というアプローチ自体が誤りで、「あなたがこの理屈を知っていれば、そう結論付けることはないはずです」が正しく、したがって「(私には)理解できない」でなく「(お前は)理解していない」がベスト。
  • 要するに「お前は俺(が帰属するストーリーや設定)を知れ」という欲望を、「俺はお前(が帰属するストーリーや設定)を知ろうとした」と、逆向きに表明するという非常ににんげんてきな、かんじょうゆたかな表現だとおもうのでとってもポエミー。説明コストを相手側に押し付けるものぐささがリリカル。モヒカンの皮をかぶったケータイ族。そんな感情的なやつはロボットのふりなんかやめて無断リンク禁止サイトでもやってろという話に。

結論としては、「理解できない」よりは「邪推して納得することにした」のほうがマシ。