matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

フリック入力がやりたい

iPhoneファームウェアが 2.1 に上がって、日本語入力のモタつきがだいぶ改善されたという。そこいらへんからフリック入力の実演ムービーなどいくつか見て、これをむしょうにやってみたくなった。

えーとつまり、変態だ!これは優れて正しい変態操作系だ!じゃあそれやってみたい!というモチベーションが生じるわけだ。全然ユニヴァーサルでなさそうな、偽造された必要に対する最適解を編み出すチャレンジの成れの果て、であるがゆえに操作系へ没入してゆくこと自体に快感が伴いかねないアブないツール。赤ん坊から老人まで無垢なままで過ごす人間なら決してイメージすることもない、直感から最も遠いところに「直感的」というラベルを貼りに行く暴挙、初代 XBOX「GUNVALKYRIE」を見たときの興奮に近く、またPS2「モジブリボン」でラップ入力をしていた体験を想起させる(モジブリボンの場合、PS2 コントローラの左右アナログスティックでそれぞれ母音と子音を特定することで、(慣れれば)かなり素早い文字入力が可能だった)。

とはいえ、じゃあいよいよ iPhone なり iPod Touch を買う要件が揃ったのかといえば、そうではない。さすがに入力試してみたいだけで置き換えるモンでもないというか。むかしの電話でもなんでもないデジガジェと違って、iPhone って電話だしなー。いや iPod Touch なら気安いってのはあるけど。いろいろ悩ましいところではあるので、そっちの検討もあとでまとめるとして。とりあえずフリック入力周辺雑感。

  • とにかくやってみたい。
  • 明らかに携帯電話のナンバー入力よりも優れている。
  • とはいえ、たぶんスライド式キーボードで親指入力と競うほどのパフォーマンスは出せまい(よほど予測変換辞書が賢いなら、いい勝負をしそうだけど)。
  • だからダメなのかというと違って、親指キーボードは「両手持ち限定」であのパフォーマンスで、フリック入力は「片手持ちであのパフォーマンスが出せる」という違いはかなり大きい。電車の中で使うとして、混雑時間帯に親指キーボードの出番はないが、フリック入力なら立った状態でそれなりに使いこなせるだろう。
  • おれの場合親指キーボードでもローマ字入力なので大概の文字入力は 2 ストロークだが、フリック入力の場合大概の入力が 1 ストロークで、かな入力に近い。ストローク数の違いは速度に貢献するだろう(もちろん、「親指キーボードでかな入力する」のが携帯環境では最も速いってことになるんだろうけど、かな入力覚える気にならんのよね)。
  • で、その便利になった文字入力でなにをやるのかという部分での障害はまだある。iPhone におけるコピペ不自由問題よな。これはツール間でのコピペを可能にするアプリの導入や、また Safari 内でのコピペにはブックマークレットを使用するなどして、かなり緩和されてきているらしい。が、いまんところ「その他のアプリ←→Safari」間でのコピペってできると聞いたことがない。多分おれの用途だと「メモ帳で日記を書いてブラウザでアップロード」「メモ帳で本文書いて web メールで送受信」などだから、ブラウザから独立してかつブラウザとの受け渡し自由なテキスト入力環境は必須、なぜなら Safari が安定しているという話を聞いたことがないし、どのみち現代で「てのひらサイズの超安定した高機能のブラウザ」なんて夢見るには都合よすぎる妄想だろうから。現実的な解決策としては「紙copi Net」(http://kamicopi.net/)使うとかなんだろうけど…。
  • あーいや、メモ帳で書いてメーラーで自分の Gmail に送って、それをブックマークレットにコピペ、か?

とかなんとか。ちなみにこの日記は EM ONE で書いた。