オトナアニメ Vol.9 を読む
先日買った「オトナアニメ Vol.9」を読んでいる。雑誌ではなくムック本という扱いなのだろうか。とにかくおれは、まるで雑誌文化を避けて通ってきたようなオタなので、そこいらへんの違いはよくわからん。アニメ雑誌といわず、漫画誌はもちろんゲーム雑誌ですらほぼ買わない。直近で雑誌を買ったのっていつだろうと検索してみたら、たぶん 2005 年 11 月のユリイカだった(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20051119#p3)。三年ぶり。
…というわけで雑誌の読み方がわからなくて困った。べつにむずかしいことが書いてあるわけではないんだけど、あるテンプレートに沿って情報を読み取る行為への慣熟度の問題というか。いまの感覚でいうと、ラノベを読むよりむずかしいかも(←情報よりはお話のほうが読み取りが簡単)。オトナアニメは、それでもたぶんかなりおれにとっては敷居の低い部類だとはおもう。判型が小さくて、読んでる感覚が本に近いし。コラムやインタビューなど読み物中心で、特殊な段組は少ない。という意味ではユリイカとかとあんま変わらんか。NEWTYPE とかファミ通とか、よりマスに近そうな雑誌のほうが高難度だろう。
で、あまりうまく読めてる気はしないが、結構楽しい。なんか不思議。「まだ終わっていないアニメ作品についての情報を、紙媒体で読む」という状況にほとんど触れてなかったから、体験として新鮮。ネットとか同人誌と違って、情報がきちんと公式にコントロールされてるという信頼感も大きいなー(そのぶん堅苦しいのだけど、堅苦しいほうが読んでる側の柔軟性も要らないので読んでてラクなんだと今回わかった)。雑誌をちゃんと読んでる側のひとにとっては、これが普通の空気なのだろうか。