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Reindeer Games

とにかくにも Gary Sinise 氏がサンタの格好で拳銃構えて不敵に笑っている絵がいいかんじに木曜洋画劇場っぽかったので見た。すごくおもしろいわけではなく、まあまあおもしろかった。あまり頭使わず目の前で起きる事象を脳内に出来上がっているアメリカ犯罪映画のテンプレートに落とし込んでいくことができるかんじ。次たぶんこう、その次たぶんこうなって、というふうな予測と確認のたのしみ。要所要所で予想が外れて思わぬリアクションも楽しめた。まあテンプレから大きく外れてよい規模の大作ではないのだろうから、限定的なのだが、こういうものは半端にはみ出すより枠内での乱調のほうがむしろ効果的なのだ。えーそうなの?みたいな感覚がポツポツあるけど結局またテンプレに合流していく感。

見始めたときに予測していた結末よりはずっと爽やかに空しいエンディングに至り、なんとなく拍手。わりと最近はそのへんの情動評価が気軽だ。他人事というか、日本の電波に乗っておれの家のお茶の間まで来たレインディアゲームを、もとの文化圏に返してやるという意味での拍手ではあるんだけど。このあたり精霊流しみたいな感覚だろうか。地上波放送視聴慣習と土着文化の融合。してないかべつに。