アキバ 3D シアターでゲーム鑑賞 OFF 会
- http://akiba.ascii24.com/akiba/news/2006/04/08/661612-000.html
- http://www.famitsu.com/game/news/2006/04/08/103,1144494211,51381,0,0.html
秋葉原で「映画館のスクリーンと音響で XBOX 360 遊んでいるのを見よう」みたいな OFF 会があるというので行ってきた。なんで「遊ぼう」でなく「見よう」なのかというと、希望者持ち回りによるプレイとなり、またスクリーン一枚に対して基本的にプレイヤ一人での操作となるため、全員の「プレイ / 鑑賞」時間比でいうとどう考えても鑑賞時間が大半になるであろうから、ということらしい。会場は UDX という出来立てホヤホヤのオサレビルの中にある「先端ナレッジフィールド」というところだった（http://www.udx.jp/）。先端っぽいデモンストレーション等を展開していきたいかんじの施設であるらしい。薄汚さが板についたオタとしては肩身の狭いかぎりだが、そのようなオサレ障壁など音速の壁に比べればなにほどのこともない。知識の壁も金の壁も権力の壁も、それが無形であるかぎりにおいては、押し込み・開き直り・居直りで突破できてしまうところに文化文明の限界と可能性が垣間見える。
いちおう今回のイベントで XBOX 360 オタ的に押さえておくべきポイントは以下。
- XBOX 360 はなにしろ最強に強まった家庭用据え置き界の現役最新機であるからすべてのソフトが D4 出力に対応しており、映画館の馬鹿でかいスクリーンで映像を見ても、ドクソ汚いバキバキ画面になってゲンナリとかせずに済むのでハッピー。
- XBOX 360 はなにしろ最強に強まった家庭用据え置き界の現役最新機であるから本体付属のコントローラがワイヤレスであり、ケーブル長などまったく気にせず 360 本体の置いてある舞台袖から遠く離れてスクリーンのド正面席に陣取って、いいかんじのド画面を見上げながら快適にプレイできるのでハッピー。
- XBOX 360 はなにしろ最強に強まった家庭用据え置き界の現役最新機であるからドルビーデジタル 5.1ch サラウンドに対応しているのだが、べつにすべてのゲームがすばらしく 5.1ch な空間音響で迫ってくるわけではないのでそのへんはいまひとつ会場のスペックを活かしきっているとはいえないかんじだった（会場はドルビーサラウンド 6.1ch THX 対応）。というかゲームの音響でビビらすには乗り物空間戦闘系のすごいやつが出ないといまいち弱かろうと思う（ミサイルとかが縦横無尽にぶっとびまくるようなやつ）。その点で最後にデモってた TPS の GR:AW をじっくり見たかったのだが、その肝心なときにおれは腹痛のため離席しておりほとんど聴けず。ギギギ。
そのほか雑感。
- 運転ゲーのサードパーソンビューでも酔うひとが居る場というのははじめて体験したかもしれない。知識としてはそういうひとも居るとわかってはいるんだけどっていうか、おれも FPS だとけっこう酔いやすいんだけど。
- only on XBOX 360 じゃないけど、ハイデフィニション版ということで BOR もデモってほしかった気が。リッジを洋風に噛み砕いたらこんなかんじかもよー的位置づけとして。
- PGR3 はどこに出しても恥ずかしくないド画面だなあとしみじみ思った。
- 「FIGHT NIGHT ROUND 3」（http://www.japan.ea.com/fnr3/）の素晴らしさは非常によく伝わった。21 世紀のパンチアウトはここにあるよ感。買わなきゃだめだと思った。あと、このゲームは左右上下段がボタン四つに割り振られてるあたりも主催者のひとのツボだったのかな的な。
とにかくドタバタで決まったイベントだったようで、段取りやデータの準備等には不足があったように思うが、そのわりに進行の粗がほとんどみられず、そこいらへんはすごいなー手腕だなー場数だなーと思った。普段行く機会のないリッチな環境や、珍しいものが見れた感など諸々込みで非常に満足した。なんといっても珍奇な OFF 会だったといえよう。
あと主催者のひと的にアピールしたいポイントのひとつに「ゲームは遊ぶだけでなく見るのもおもしろいよ」というのがあって、それは今回でもある程度成功していたと思うけど、たぶんそれ実際には「すごいプレイヤのすごいプレイはショーとして成立する」という方向のがメインの話であり、そういう意味では今回の OFF 会は「すごくないひと向けの体験会をみんなで見る」という形式で、きれいに合致はしていなかったと思う（どっちも必要なんだけど、山頂と裾野は両方ないと山にならないみたいな）。ちょっとでいいからそういう場面も今回見れればよかったなと思う。体験会の合間に「このタイトルについては腕に覚えのあるプレイヤ同士でガチバトル」みたいなのを挟むとか。なにしろ準備期間がないという前提なのだから、むずかしいっていうか無理だったんだろうけども。次回以降にはそういう時間帯も欲しいっていうか。あらかじめ Live で予選しておいて OFF 会で決勝とか。それふつうのゲーム大会か。だな。
