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大長編ドラえもん

大長編ドラえもん

映画公開に伴ってビシバシ書店に並んでるっぽく、もちろんあの映画を最後まで見たならば漫画版を読みたくなるのが必然というわけなので、とりあえず「のび太の恐竜」と「のび太の宇宙開拓史」を買ってきて読んだ。シリーズはドバーと置いてあったわけなのだが、減り方を見ているとどの書店でもだいたい「恐竜」「宇宙開拓史」の二冊までが品切れで、「大魔境」以降は在庫に余裕があり、ただし途中「魔界大冒険」は品切れになっている、というかんじだった。まあ恐竜は映画になってるからとりあえず買いで、シリーズコレクトの意識から二冊目の宇宙開拓史まで手を出しておき、あと魔界大冒険は特に傑作だったとの記憶からそれも押さえておく、というパターンだろう。というかたぶんおれもそのつもりだった。けど魔界大冒険の在庫がある本屋がみつからなかった。

で、漫画だがすごいなおもしろいなよく作ってあるなさすが藤子 F 不二夫氏、芸能様式を堅守しつつダイナミズムを盛り込む、プロの仕事でありつつ情愛も豊か。最適の密度で的確に構成された物語は間違いなく作為的でありながら天然の結晶のように隙がなく、一冊読みきったあとほのかに後引く読後感は一流の証だ。うあーすげー職業漫画家の功夫だよ。当時コロコロ連載で読んだときも、そのしばらくあと単行本で読んだときも全然そんなふうには感じていなかったけど、おっさんになったいまとなっては中途半端にそのへんのこともわかってちょっと圧倒される。というかおれは漫画オタとしては目覚めが大変遅くて、コマ割りのこととか考えつつ読むようになってまだ十年くらいしか経っていない。

あと全然覚えてなかったけど武田鉄矢氏は宇宙小戦争(と書いてリトルスターウォーズと読む)における「少年期」が印象深かったけど一作目からやってたんだったな。