らき☆すた 萌えドリル
以前(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20051217#p1)気になっていた「らき☆すた 萌えドリル」を借りてきたので、さっそく遊んだ。なにかを突破するようなポテンシャルは感じないが、なかなかおもしろい。単純計算はたのしい。よく知られていることだが、学習用ドリルとのドリルと工業用ドリルのドリルは同じ綴りだ(http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=drill&search_history=%A5%C9%A5%EA%A5%EB&kind=jn&kwassist=0&mode=0&ej.x=33&ej.y=10)。算数によって脳みそに穿った孔に萌え成分を充填するわけだ。どうせだったら瑠璃堂どりすとかがゲスト出演すればなおよかったわけか。いやちがうか、21 世紀の現代はただでさえ複雑だから、余計な駄洒落は慎むべきだ。
- 借りたのはソフトだけでマニュアルなし。いちおう冒頭でチュートリアルが入る。けど適当に飛ばした。面倒なのはごめんだ。ポストモ団にも入団しようという勢いで萌えドリルを遊ぶのだ。ちまちま文字など読んでいられない。でもあとになって「読んどいたほうがよかったのかな」とちょっと後悔。いまのところ特に困るようなことはないが、後々で攻撃システムの詳細がわからず苦労しそうな気もする。
- 地道な計算による攻撃と、その過程で獲得できるボーナス要素を利用した特殊攻撃のふたつを駆使して戦うらしい。このへんは演出派手目のタッチタイピングソフトとかと同じ発想のゲームシステム拡張と思ってよさそう。でも必殺技条件とかちょっと複雑っぽい。言い方を変えればわかりづらい。まあわからなくても遊べた。問題はない。この「単純な根っこに枝葉を細かく盛り付けることで得られるリッチ感」は同人ゲーの発想っぽいなと思った。ルール自体に凝るオタ向けゲー(ドリルつながりの携帯ゲー最近作でいうと「スクリューブレイカー 轟振どりるれろ」とか実にオタ向けで良かった)とも、ひたすら削ぎ落としシンプルにまとめる一般向けゲー(それこそ市販されているタイピング練習ソフトなど)とも違う。ギュウギュウに夢の詰った密度感もシャープにまとまっている美しさもないが、ゆるく盛られたどんぶりごはんの趣はある。
- 文字認識は「脳を鍛える大人の DS トレーニング」と同じエンジンを使っている?というような噂だけども、びみょうに文字検出ミスの癖が違うような気が。脳トレよりちょっと間違いやすい気も。きのせいかも。あっちはあっちで癖つかむまでちょっとてこずったし。わからん。組み込み方の違いで差が出てるのかもな、脳トレは解答(記入する数字)が必ず一桁だけども、このゲームの場合(脳トレと違い計算に特化したゲームなので)最大三桁であり…てそこで大きく変わるものでもなさそうだよな。本体の持ち方が縦横 90 度変わってるけどそれもあまり関係なさそうだし。もうちょっと慣れてみないとなんともいえない。処理速度や細かい識別調整の深度はありそうな…。現状だと「多少引っかかるところがあるけど、我慢できないほどではない」かんじ。黒板消し(消去)はもうちょっと素早く働いてほしい。
シナリオ分岐とかがけっこう複雑っていうかスコアで分岐するのでルート埋めが大変とか噂を聞いたが、このように単純計算への欲望からプレイをはじめたゲームについてボーナス要素の自力攻略とかする気もないし、適当にネットでそれらしいサイトなど検索。
紹介系。
攻略系。
おれはどちらかというと萌え萌えしたキャラクタが出てくるなか延々単純計算ができてればそれでいいというか、原作についてなにも知らんので「とことん」だけやってればしあわせかもしれない。というかシナリオを遊んでみたがデモがスキップできず死にそうになった。連打ゲー。たぶんここをおもしろがれということなんだろうけども。おうえんだーん。