最近の音楽
年末年始から聴きつづけてきた音楽、ほぼ中田ヤスタカ氏関連作品のみに絞ってだが、結局それぞれの再生時間がどうだったかというと、Capsule「L.D.K.」の圧勝となった。いちばん聴きやすい。やっぱ「テレポーテーション」が(すくなくともおれ向けには)キャッチーだと思うし。で、それ以外の曲はひとつひとつそれほどでもないというか、わりと小粒だと思うんだけど、その小粒の混じり具合のほうが「テレポーテーション」の総合力にも勝ってるような印象で、ひっくるめると、アルバム単位での長時間聴取に耐える。
- S.F. sound furniture
- NEXUS-2060
- 「space station no.9」のイントロ 22 秒くらいまでが最高かっこいいんだけど、まあそれは「ポータブル空港」にせよ「空飛ぶ都市計画」にせよ、出だし一発でキャッチするぜ系(?)の曲における Capsule テイストといったほうが素直か。まあそりゃ PV になる曲だものな。見得は決まってるわな。技の一号が「ポ港」、力の二号が「ss9」、そしてダブルハリケーンが「空計」ってかんじかもしれない。その中でいちばん好きなのが ss9 というわけだ。
- でも、アルバム全体通して何度もループ再生するとちょっと疲れる。トータルでゼロに落ち着くようになっていないんだろう。じゃあトータルでどっち向くようになってるのかというのは、よくわからない。まとまりはいい気がするんだけど。それはたぶんしかし持ち味として理解されるものでもあるだろう。このへんの印象は、聴き終わったあとの自分の肉体疲労などから逆算してるので言語化がむずかしいんだよな。頭で聴いてればもうちょっと違う感想になるはず。
- 関連→excite:capsule インタビュー
- http://ent2.excite.co.jp/music/special/capsule/int_top.html
- 「NEXUS-2060」リリース当時のインタビュー。こしじま氏の写真うつりがレトロフューチャーすぎる。生身っぽさを消している。「人間サイズのリカちゃんまたはバービーちゃん互換」とかそういった。あとおれの場合なぜか漠然と関西っぽい印象も同時に受けた。目かなあ。イメージの SF 度合いとかもあるかも(万博的な)。ゲーオタ的に素直に受ければ、セガ「スペースチャンネル 5」の親戚とかそんなかんじか。
- L.D.K. Lounge Designers Killer
アルバムの印象なんて鳴らしてるスピーカーひとつでガラリと変わるものだと思うので、通勤用ボロイヤホン以外で聞いてたら違った感想になってたかも。