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「マクロス ZERO」と「南海奇皇」の南洋幻想

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マクロス ZERO とネオランガについて、それぞれの南洋思想の母胎がズレてるというような指摘。これちょっとおもしろいな。

ネオランガ』は特撮ファンの會川昇がシナリオなんで、『モスラ』などの特撮映画でよくモチーフになっている南洋が日本人の故郷であるという幻想では。
マクロスゼロ』の場合は、もっと素朴で、欧米圏でもよく見られる近代人を癒してくれる社会としての南洋ってだけな気がします。
上で触れた日本人独特の南洋幻想に関しては長山靖生著の『偽史冒険世界』(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/448003658X/)がお勧めです。

伝統的に北と南に日本人の故郷を見つけるという思考回路があるのだそうで、北の代表が「ジンギスカン義経」みたいな話らしい。なるほど。あんま咄嗟に具体例は思い浮かばないけども、そういえばお話の世界であれば「故郷としての南洋」のイメージには既視感がある。戦後教育だと南洋戦線とかけっこうナーバスな話題なので抑圧があったりするわけだけども、そこに対してエンタテインメント方面の地下水脈あたりで解放を夢見ているわけか?とか思ったけど、べつにそういうわけでもなくて、戦前は明治時代くらいから盛り上がってたとか。

歴史に現れにくい大衆の欲望を形にしたものって感じがしますよ