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ミもフタもない淀川氏

これは見事な見事なファンタスティックな作品で、これに一角獣が出てまいります。まぁ白い馬ですね、綺麗ですねぇ。

淀川氏の男っぷりは圧倒的なので、一角獣が白い馬呼ばわりでもそこに異議を申し立てる根性などは湧いてこないのだ。ううむ、ふしぎだ、こうでなくっちゃなあ。彼なら LOTR をどこまで解体したか。たとえば「少女革命ウテナ」を解説したとしたらどうであったか。想像はふくらむけど形は見えない、当然だ。死が惜しまれる。荘厳な光陰であろうと繊細な表情であろうと、映画作品にあるどのような光景も固有の(一様な)筆致で語り上げる職人的境地は、まさしく映画看板描き職人と同種の仕事といえた。彼はTV番組のうえに映画館を作った。そういう解説は、あのような世代の人間にしか背負えないものだろうし、また、感じることのできない思いもあったろう。ミとフタの、その分化以前を知らなければ、それらを自在にできるとはいえない。