飯を食いながら Hang Reviewers High を読んだ
飯を食いながら同人誌版の Hang Reviewers High を読んだ。
- HRH はブログ本の一種だから、収録されている文章は全部ネットでも読めるが(当然、本になっていない記事だって読める→http://someru.blog74.fc2.com/)、本になっていないと訪れないタイミングでの再読、っていうのはあるよな。ネット文章もかなり再読するほうなんだが、ネットは「読もう」と思ったときに読に行くかんじで、身体的な意外性がない。情報への意識と、「メシ食おうと座ったとき左手が伸びる範囲、という距離感」ではずいぶん異質だ。そのどちらにも経路がありうる、というのは豊かだ。
- あと飯食いながら本読むのは下品なわけだが、情報と身体感覚が溶け合うというより、溶け合っていないのにそう錯角してしまう、という幼稚さみたいなものが楽しくて、ついついやってしまう。
- 「同じ本でも、カツ丼食ってる時とつくね丼食ってるときでは読み味が違う」「話あんまり覚えてなくても、なんとなくその本を読んでるときに食っていたものが、味覚として作品に関連付けられて記憶される」「悲しい話読みながら食う飯はショモショモする」みたいなやつ。