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CALL OF DUTY 4 : Modern Warfare

難度 Veteran の Campaign 攻略が三叉路で足踏みしているので、気分転換に Arcade モードに手を出してみるとこれがおもしろい。キャンペーンそのまんまでデモのみのチャプターを省いたモードだが、通常のキャンペーンと違って残機数があり(エクステンドもあり)、タイムボーナスがあり、得点が表示される。ようはシューティングゲームってことだ。敵を連続して倒すとコンボになって、得点に倍率が散るようになる。高倍率を維持したまま近接攻撃やヘッドショットを決めまくると得点がドカドカ入って、なんか違うゲームを遊んでるようなかんじになる。たぶん Veteran 直後に難度 Regular で遊んでみたというのも大きくて(Arcade モードでは選んだ難度によってリザルト画面で獲得スコア合計にさらに倍率がかかる)、序盤とかアホみたいに簡単に進める。現代に降りたった魂斗羅と化して並みいる敵を全殺し。これちょっといいかんじだ。試しプレイということで適当なところで切り上げたが、これはやりこんでいいモードかもわからん。

それでいうと COD4 はマルチの評判もやたらいい。直接対比材としては R6V のマルチとかになるかと思う。最大の違いはカバーリングの有無か。手触りよし、バランスよし、なんかいうことなし。レベルの概念があって、ある程度キャリアを積むといい武器やスキルが使えるようになったりする。フィールドの作り込みもいいかんじで、一回の戦闘中にも自然と様々に局面が展開するようになっている。この冬のリアル系銃撃対戦材として十二分に消耗に耐える素材感、だけど機能充実面では当然というか Halo 3 にはまったく太刀打ちできていない、けどまああれに勝てるゲームはたぶん当座出ないので十分だろう。

問題といえそうなのは、これら Arcade もマルチも十分おもしろいんだけど、360 ゲーとしては「アチーヴメントが割り振られていない」というのがちょっと引っかかるところ。おれは 360 ゲーについて、ゲームプレイ全般を通してプレイヤにどういうふうにアチーヴメントを埋めていってもらうかというデザインについても注目していて、その中では COD4 は相当割り切ったデザインをしていると思う。まあ「この分野極めた=実績、しかない」みたいな大雑把デザインだけが最悪で、それ以外はだいたいが方針次第という話なのだが、一応現状で上等だろうと思っているのは「当座手が届きそうなアチーヴメントの解除を目指して遊んでたら、いつのまにかそのゲームが上手くなっていた」みたいなかんじの設計で、COD4 の場合はどうかなー、ちょっとビデオゲーム感高めの思想かなというかんじ(ステージクリア実績が基本なので)。ゲーマースコアにこだわりすぎるのは MMORPG 廃人の轍を踏むわけなので当然アレだという話になるが、その轍を上手に誘導して自社タイトルにはめ殺すというのが現在の 360 ゲーム開発に求められている水準のひとつではないかなーとか。

で、そのへんで Arcade とマルチにアチーヴメントがないのは開発側の「これらのモードは、ほんとに好きなひとだけやればいいんだよ」というメッセージとして受け取れるんだけど、どんなもんかな。カジュアルゲーマーはマルチプレイにアチーヴメント振られればそれ埋めるあいだは対戦するからプレイ人口を確保できるけど、その人数がどの時期に頭打ちになるかとか、また実績目当てのプレイがコアプレイヤをゲンナリさせる率とか、なんかそのへんのバランスの話かな。ここいらへん「個人ニュースサイトから定期的にリンクされれば新規ユーザ流入経路を確保できるけど、そういう経路で入ってきたユーザは大概アレなのでむしろ上質なユーザの離脱を招き、コミュニティの質量を結果的に低下させる」みたいな、往年の自アン+における natori 氏のバランス判断とかと近いアレがあるかもわからん。いやそこまで面倒くさい話じゃないか。