Forza Motorsport 2 - アシストされてる感、ネットワークにつながってる感

こないだ電脳コイル見たら、街中で電脳メガネの電源を OFF にしてみたヤサコが、ネットワークから隔絶して電脳世界がオーバレイされない視界、「現実でしかない現実」の状況下での（ある意味当然の）孤立感などに打ちのめされてか「私たちもう普通の子供に戻れない」とか言っていたのを見て、Forza の場合でいえば走行ラインアシスト切ると電脳メガネ切ってる感になるかなと思ってやってみた。結果、走行ライン自体はもとからあまり参考にしてなかったのだが、ブレーキタイミングの判断は頼りきっていたので、アシストがないとコーナーが怖い怖い。コースアウトしまくり。いかんなアニメキャラを笑えない。その他でいうと普段から ABS と STM は OFF だけど TCS は ON にしたうえでギリギリスピンしないくらいのゆるい走り方をしているので、全 OFF だとコースアウトするだけでなくグルグルガッシャーンヨタヨタヘナヘナというかんじで全然だめ。

あとそもそも XBOX 360 のうしろに刺さってる LAN ケーブルをひっこぬくと、ネットワークから隔絶して孤立したゲームプレイ感なども味わえるのだが、そっちはもうそれこそ「いまさらスタンドアロンな据え置き機などには戻れない」ことがわかっているので試してみるまでもない。いやまあ旧世代機については、それが現行機だった時代の常識で出来上がっているのだから、いまさら対応しろとは思わないけど。これから出るゲーム機については、ゲーム中、あるいはメディアセンタでビデオ視聴中に XBOX Live（またはそれに類するネットワーク）と接続している感覚は必須要件だな。我々はすでに同化され集合意識に接続されたボーグなのじゃよ。抵抗は可能だし無意味ではないと思うけど。でもこれは、システムとしてはリッチだけど環境としては「易き」の方面だと思うので、世の中はある程度こっちの方向への流れを止めないだろうなと思う。