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ボール式マウスの掃除と鉛筆削り

最近光学式以外のマウスをほとんど見かけなくなったけどいまだに使ってんだよボールマウス。あれはあれでなにか気持ちがいい。なにがなといえばたまに掃除が必要なところ。底のところのフタをカパッとあけてボールやローラーについてるゴミを取ったりする。あれ。あの無駄な時間。あれがいい。耳掃除とかの感覚に近い。しなくてよくなればいいなーと思うが、しなくて済むようになったら寂しくなる。メンテナンスフリーってのも考えものだなと思う。身辺に付着するマニュファクチュア感。綺麗に掃除するとポインタのグリップ感が増してな。脳と指先と画面が一致するバーチャ・ハイに似た恍惚。そこからアホみたいに遠い地平にある些細な単純作業。二者が越境して直結するダイナミズム。

このへんの妙な「細かいやりがい」みたいな部分で近い感覚だったのが、小学校時代の鉛筆けずりだった。おれの時代だと小学校は低学年がシャーペン禁止だった。学校でみつかると没収、下校時返却。あれがむかついてな。シャーペンを使える中学年生以上へ憧れたものだ。いつか文房具屋でシャーペンの替え芯を買うのだと心に誓った近所の公園のすべり台。でもまあそういうのはいまとなってはいい思い出よ。いまじゃシャーペンすら滅多に使わない。消しゴムとなると使用機会は更に少ない。年に 2,3 回あるかないか。紙でメモをとる機会自体はなくなっていないが、まあボールペンとかだな。そういやガキの頃「大人になると消しゴム使わないらしいよ、書いた字を消さないから、ボールペンとか万年筆で書くんだって」「うそだー、だって砂消しとかあるじゃん」とかいってたな。いまならわかる。大人は実際消さないんだよボウズ。まず書き損じないようにする。書き損じても斜線入れて済ませる。そういうふうになっているんだ。まあ最近は、文書は PC とかで清書するので、昔でいうような「大人は消しゴムを使わない」の意味とは全然違ってきているだろうけど。

脱線した。このへんでふと思ったんだけど、小学校低学年から学校で PC 使うようになってるようなら、ぜひともマウスは光学式でなくボール式でやってほしいものだな。で掃除を自分でやらせる。鉛筆削りのような身体感覚やミニマムな没頭感材はなくなってほしくない。まあそれ以前に、光学式マウスなんか採用したら小学校低学年生とかだとふつうにマウス裏返してレーザー発光を凝視したがるようなやつが居るだろうからあぶないか。ていうかもっと先進的に、マウスとかついてるようなのじゃなく、こども向けタブレット PC 的なガジェットが学校に導入されるような未来のほうがかっちょいいか。