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家庭用ゲーオタの王道 2006 年度冬

花見 | 070401

Wii 発売時点でだいたい結論が出たかなーと思ってもいて、あれから三ヶ月が経って、もうだいたいよかろう、この冬の家ゲーオタライフ像の中では「携帯機として NDS を持ち、据え置き機は XBOX 360 をあそぶ」というのがたぶん最もよい選択ということにおれの中で決まった。この二つを押さえておけば、まず間違いがなかった。あとはまあ余裕があれば PSPWiiPS3 の順で買ってみる(WiiPSP の順番は条件次第で前後するかも)、というのがいいんじゃないだろうか。ただし、これはもちろんゲーオタとしてのしあわせの話なので、それのみを満たそうとして行動すると多彩にある非ゲーオタ的な幸福からは遠ざかってしまう可能性もあるっていうか。ギコギコ。

  • XBOX 360
    • なにしろ他社据え置き機に対して「すでに発売から一年経っている」というアドバンテージが大きすぎる。つまり Wii にせよ PS3 にせよ、それをブン回すためのタイトル数がまだ絶対的に不足している。360 にはその性能を十二分に活かした next gen 感あふれるタイトルがゴロゴロある。可能性とか将来的な話とかでなく、すでに発売されており、すぐに遊べる。今後も出続ける。
      • もちろん、こう判断するためには「その 360 ユーザが、国内リリースされているソフトだけでなく、アジア版や北米版のソフトなどもわりあい気楽に購入できる環境に居る」ことが必要。国内発売されているラインナップだけでは、360 は WiiPS3 に対してタイトルの質量についてそれほどアドバンテージのあるハードとは判断できない。
    • 一応今後の他社ハード(特に PS3)の動向に期待ではあるが(多様性へのリーチという観点から、おれは「ただひとつの優れて正しい世界観にシェア全体が覆い尽くされる」事態を歓迎しない)、たぶんこの世代のゲーム機中では XBOX Live に匹敵するネットサービスを実装したハードが出てこないというのは、去年末の時点でほぼ確定事項になった。家庭用ネットワークゲーム端末として、XBOX 360 は今後数年孤高のトップを独走する。
      • おれにとって一番都合よく悩ましい未来妄想は、「追いすがる PS3 のネットワークサービスと XBOX Live が泥まみれの併走をする」だったんだけど、そういうふうにはならなかったなーというのが感想。各社のネットサービスの実績が違いすぎたか。Microsoft 社が本気になったらつえーなというか。まあ Microsoft は初代 XBOX から「ハードウェア性能と XBOX Live というネットサービス環境の統合的なパッケージ」的なビジョンで戦略を進めていて(去年の流行りでいえば、たぶんこういうものをこそ具体的な Web2.0 的ゲーム環境開発とでも言ったんだろうと思うのだが、当たり前のことを当たり前にやりすぎていて全然目立たないかんじっていうか)、対して SCEI はその準備をしてこなかったし、PS2 では統合的なネットサービスになりそうな雛形として PlayOnline てのがあったけどあれは SCEI 社じゃなくてスクウェアエニックス社の商売だったしで、なんだかなあというかんじだった。その点任天堂社は高度なサービスは最初から無理だと割り切ってるかんじで、レガシーな雰囲気のサービスを手堅くやっていて安定感があるが、サービスのレベルとして拮抗していない。
      • もちろん、こう判断するためには「その 360 ユーザが、Xbox Live のゴールドメンバーシップ(現在年間 5,229 円の有料)に加入している」ことが前提。Live 会員登録にはシルバー(無料)とゴールド(有料)の二つがあって、その違いは xbox.com の当該ページ参照(http://www.xbox.com/ja-JP/live/join/)。大雑把にいえば「ゴールドはネット対戦ができる、シルバーはネット対戦できない」てことだ。まあでもシルバーでもフレンド間でのメッセージ送受信やボイスチャット、体験版やムービーのダウンロードはできるので、無料であそべる範囲も相当広くはある。
        • この、「今世代据え置き機中、有料の基本ネットサービスを提供しているのが XBOX 360 のみで、PS3Wii は無料ネットサービスに留まっている」というあたりはわりと象徴的かなと思う。Wii はまあべつにいいして、PS3 はなー。ある程度以上高度な家庭用機ネット商売をやろうとすると、胴元が金取ってそのかわり安定したサービスを提供するっていう構図が安心できる気がするのだが。ネットサービスは一度立ち上げたら維持するコストがかかり続けるものなわけだから、基本を無料でやってもらえるのはありがたくも思えるけど、そのぶんタイトル毎に運営母体が違ったりしてネット対戦料金の支払い先が違ったり、しばらくすると「このタイトルについてのネットサービスはそろそろ終了します」とか個別に言われてしまいがちで先行きが面倒&残念というか(PS2 のネット対応ゲーで何度か遭遇した事態)。その点で XBOX Live の運営は一括して MS 社が行っているので、支払いは一括だし、XBOX Live 自体が存続する限り個別のタイトルのサービスが終了することはない。
    • あ、根本的に「英語が堪能である必要はないが、英語にそれなりの免疫がある」ことは必要か。
  • NDS
    • ハードとして手触りがいいし「よくできたおもちゃ感」がすごく高いけど、じゃあ実際に遊ぶとなるとタイトルに乏しい…ていうか脳を鍛えるゲーム以外あまり印象が…、などという時代も今は昔。なにかあるよもう今は。とりあえず FWDS と応援団と EBA と、あと応援団 2 が出るっていうし、さらについに待望の NDSパネポンも発表されている。
    • NDS のネットサービスとしては Nintendo Wi-Fi Connection が提供されている。どういう形態のサービスなんだかよくわからんけどこれも XBOX Live 同様の胴元一括運営型なのかな。任天堂社は枯れたサービスを延々維持しつづけることに関しては実績があるので、サービス終了に関する懸念はあまり持っていない。ハード的な仕様の問題でフレンドリストがタイトルをまたいでは共有できなかったり、あまり統合的なネットサービスってかんじはしないし、ネットサービス自体に拡がっていく性格はないと考えてよい(そこまでの機能を携帯機に期待するのは、この次の世代待ちというかんじだろう、その頃にはたぶん携帯機と据え置き機はより密接に連携し、またそれ以外のなにかとも統合的に扱えるような進化を遂げているはずだ)。あくまでマッチングに徹していているかんじか(なつかしの話だが、X-BAND とそう変わらない)。True Skill 的なマッチングとかにも対応しているタイトルもあるっていうか、テトリス DS がそんなかんじだった。けど統合的にユーザデータを管理しているわけではないので、個別のユーザ評価などはできない(ようするに「負けそうになるとリセットするプレイヤ」などをマッチングから除外するための仕組みがない、それができるのは XBOX Live だけだ)。

まあこれは 2006 年度末に限った話で、今年の末あたりになれば WiiPS3 にもそれなりのタイトルがそろっていくことになるはずだ。たぶん。いまのところ PS3 は全然買う気にならないというより、買うことを想定したゲームプレイ環境構築に備えるまでモチベーションが上がらない。Wii も買ったはいいがたぶん次によさそうなタイトルが出るまで起動することはない。発売前後に Wii コンにみる新しいインターフェースの可能性話とかで盛り上がってたひとたちって現在どの程度 Wii に触ってるのかなーというのには興味がなくもないけど、どうでもいいかな最近だと「YouTube が見れる」とかいって喜んでるかんじだしな。そんなにコンテンツないのかという。

あと最近は PSP に対してわりとフラットな心境になってきた。もう「いい加減おれも PSP を買う気になるのではないだろうか」的なメタな切迫とかはない。なにかもう一押しで、サクッと買うかもしれない。とりあえずは、「LUMINES II」を買うことになるのだろう。