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RIDGE RACER 6

あーリッジ。うむリッジ。リッジだなあ。リッジですよ。それ以下ではないけどそれ以上でもありませんよという意味合いでのシリーズ名の継承作。超進化リッジというコピーとかもあったが、そもそもリッジと名が付く以上ここから進化することなどファンから許されないのだろうなというか。ドリフト走行中にゲージが溜まるブーストシステムがあるので RIDGE RACER 6 というよりは RIDGE RACERS 2 といった印象ではある。グリップ走行が無意味化しているわけではないが、ブーストのマネジメントが勝負のすべてを決してしまいがちなので、ラインがどうこうってよりはブーストゲージがどうこうっていう路線が明確になってるな。同じ地点に達したときどの進入ラインに居るか(横の展開)より、どの地点に達したときブーストボタンを押すか(縦の展開)が圧倒的に強いというか。いはゆるスローワーカーブーストよりはこういうシステムのが対戦としては納得しやすいので正しいと思いつつ、完成品としての大味化は否めない気もする。べつに大味になるしかないわけではないと思うけど、「リッジかつブースト」という縛りで考えた場合にはこれがモアベターってかんじなんだろうな。

けどなんというかこの RIDGE RACERS 感は、携帯機の PSP ならともかく XBOX 360 にはちょっと物足りない気がしてしまう。どのへんがっていうとアクセルワークが 0/1 以外要らなくて、ブレーキを使わないところ(ドリフト制御に失敗した場合にちょっと使う場合がなくもないかな程度)。PSP なら 1 ボタンの押し離しとあとは方向キーだけで走れることが優れたポイントになりうると思うけど、XBOX 360 ではせっかくのアナログ LR トリガが勿体ないなというか。まあでも 32bit 世代で完成されているリッジ家庭用版の操作系は、このへんの「操作の忙しさ」感をアクセル・ブレーキワークのアナログ入力具合でなく、デジタルのシフトワークによって打ち出しているわけだから(そこからさらに忙しくなりたければネジコンとかジョグコンとかで方向入力をアナログにしたりする)、忙しく感じたければマニュアル操作で走れってことよな。けど XBOX 運転ゲーの場合大抵 LR トリガでアクセルブレーキアナログ調整を肝に据えている流れがあるので(そこからさらに忙しくなりたければギアチェンジをマニュアルにする)、そこにリッジはいまひとつ合致していかないのだなあ。まあつまり LR トリガ至上主義に十分に染まってしまっているおれの感覚の問題か。

でもまあだいたいそういったことは予測し終わってから買っているわけなのでべつに不満はない。予想していたものが予想内の現物になったというかんじ。一応あそんでみての感想としては、

  • 思った以上にコースバリエーションの意義を薄く感じる。ブーストの負の側面。ブースト地点の把握が大事なのでコースの意味はあるんだけど、コースの重要度をコーナーの印象で決めているおれのようなオタの場合「それなりに違うけどどこ走っててもやることはだいたいいっしょ」というかんじに。
  • というわけでシングルプレイを長時間プレイするのはけっこうだるい。一日ちょっとずつ進めると吉だろうな。でないと飽きを通り越して退屈。簡単に颯爽と走ることができるゲームではあるのでストレスは全然ないが、ストレスがなさすぎて長時間プレイに耐えられない。
  • でもオンライン対戦はけっこう熱かった。ブーストの正の側面。シンプルな勝負にまとまっている。ブースト切ればふつうのリッジ勝負になるんかな。それはまだやったことないけど。おれはリッジの対戦は知り合いと盛り上がれればいいや程度に考えていたんだけど(←マリオカート DS の Wi-Fi 対戦と同様)、これはもうちょっと先まで進めるかも。まあ据え置き機が携帯機にネットワーク機能の活用性で劣るようでは意味ないからなそこは。