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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 2nd GIG

OP 関連雑想メモ。

  • TV 版
    • TV 版は DVD 版と OP が違う。最近地上波深夜で放映しているので、何回かちらっと見たことがある。といっても「ガラスの仮面」とかぶる時間帯なので、放映時間に起きていても、こちらを選択する機会はあまりない。
    • 曲も映像も違う。なんで違うのかは不明。尺が違うのかな。放映枠の関係か。権利がややこいのだろうか。わからん。早回しや一部スローなどで病院の廊下や猥雑な路地裏、紛争地帯、市街地などの景色が次々切り替わり…みたいなかんじ。「一本道」の印象が強いので、そのへんに基調がありそう。最後の車道すら一方通行なのは絵的にちょっとおかしい気もする。曲は Bjork リスペクトと思われる。映像の最後は Rez に。なんでビョークリスペクトなのかも考えてみたが、あれかアニメ攻殻作品として押井守氏へのリスペクトも含んでのことかもしれないと思った、けど「押井守氏とビョーク氏の顔は似ている」説を唱えているのはおれだけなので、さすがに妄想を拡大させすぎだろう。
  • DVD 版
    • 前作(1)の曲もよかったが、今作のもいい曲だ。攻殻の絵が被るとちゃんと攻殻っぽい OP に見える。それでいてほかの(漫画や映画の)攻殻とは出汁が違うのもわかる。主に使ってる音階が 1 の曲とだいたい一緒な気がするので、これは SAC テーマを横に展張させた趣なのかもしれない。
    • 冒頭の草薙の顔だが、初見時に「かっこいいんだけど(おれの脳内の草薙のイメージからすると)幼い気がするなあ」と思ったが、何度か見てるうちに「全身義体」「機械と人間の狭間」みたいな単語のことを思い出して納得した。あれは幼いんでなく、人間味がないのだ。常人でいう無表情に近い。脳以外機械と置き換わっている草薙の表情には、意思的に振舞うとき以外人間味が浮かばないのかもしれない(途中で出てくる意志的な表情へのシフトなど参照)。なんでもない瞬間の、素顔に近いときの草薙の顔は体を代表した顔になっている。無機的な表情というか。
    • 最後のカットの、草薙の目にむけてデジタルでズームするところ、あれは作画で寄るんじゃなくてデジタルで寄るという技法が実にいい味を出していると思った。あすこを作画で寄ってしまうと、絵の迫力は出るだろうけど情感がつきすぎて、攻殻っぽさとは外れてしまっていただろう。「ハウルの動く城」の最後の作画で引いていくカットとはまったく逆だ。攻殻の、すくなくとも SAC は、デジタル以降のアニメなのだ。