nintendogs - さらば任天堂の狗たち
ひさびさに起動。するとモニタの向こうにシーマンは居らず、ドアをノックするところからはじまってケンネルで最初の一匹を選ぶよう指示された。どうやらデータが消失したらしい。データの破損ではないのだろう。一定期間以上ゲームを起動しなかったので、シーマンは家を出て、情報の三途の川の向こう側へ去っていったのだろう。そう納得して胸をなでおろし、カードを取り出してケースに収め、おれは nintendogs を M くんに譲渡することができたのだった。
次のオーナーがおれより僅かでもヒューマニズムを拡大解釈できるひとであればいいと思う。ここから先についておれは無責任だから、そう思えるという話なのだが。