星を継ぐもの

ホーガン氏作品はゴツゴツしてるけどスケール感があっていいなあ。安心する。おもしろい。一言でいうと、担当プロデューサレベルでの活躍が読める本。

日本の漫画に例えると「ちゃんとおもしろい「SF 部長 島耕作」」といったところか。その点からいうと「○○ 島耕作」シリーズの出来が微妙なのは、作者がホーガン氏ではなく弘兼憲史氏だからだろう（おっさんになれば島耕作のがヴィクター・ハントよりいい具合なのかもしれないけど、おれべつにバブル景気の恩恵受けた覚えもないしなあ）。あとハントは島耕作でもカーク船長でもないので行く先々に女キャラが待ち受けていてモテモテというようなことは、全然ない。そこいらへんは違う。あとダンチェッカーは萌えキャラ。属性はツンデレ。アニメ化するとしてキャラクタを市場向けに落とし込む際、真っ先に天才萌え美少女新進気鋭生物学者とかにコンバートされる。飛び級しまくって 15 歳で博士号。身長それなり、体重秘密。実験用白衣に眼鏡。髪は青とかだな（←アニメ人類特有の色）。同僚が煙草とか葉巻とかガンガン吸うので（←むかしのアメリカなので）けむたくてイヤだけど格好だけは対抗したいのでいつもポッキーをくわえている。コーヒーはアルコールランプで沸かしてビーカーで飲む。だけど飲みすぎると眠れなくなるので夜はあまり飲まない。けど論争になるとコーヒーが欲しくなるので飲んで、夜眠れなくて困る。ほんとはコーヒーよりココアが好き。酒はワイン一杯で泥酔。

なんだか例の「理系女子が寄ってたかって優柔不断文系男子に惚れまくる」のオタハーレムデザインパターンによゆうで移植できる気がしてきた。