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ギャラクシーエンジェル(第1期&第2期)

ギャラクシーエンジェル

おもしろいんだよなGAのアニメ。

「アニメはここまできてしまったかー」みたいな華やかさのフラグメントや一抹の寂しさが脳内に次々去来する種類のおもしろさ。アニメ文明頽廃への曲がり角を垣間見る思いだ。頽廃ということは、(それがなんであれ)一応何事かは成ったということでもあるので、それが錯覚でも喜ばしいことではありつつ。

GAアニメのタチの悪さを喩えるなら、プリティサミーや小麦ちゃんマジカルてなどは遠く及ばずドッとKONIちゃんは近く及ぶがあっちがカニばさみから真空地獄車にかけてくる(90年代的なトドメ?)とすればこっちは正面からしゃがみ小パン連打で崩したあとナゲットにして食っちまう構え(80年代的トドメ?)。か?いやそうじゃないな。GAは伝統的なステップを案外踏まえて(省略しつつも確実性を伴って)、またはそれをおれの脳内データバンクから引き出しつつ物語?を展開させつつ世界を終わらせていっているように見える。真空地獄車というのはXライダーの必殺技(マーキュリー回路移植後)。

世界と楽屋のおおきさが、それぞれのことを考えるのがどうでもよくなる程度に成熟してしまったのでカフェテリアの一角と世界全体が等価になってしまったみたいな。あー、ということは実はギャラクシーエンジェルってセカイ系だったの?いきなり胡散臭くなってしまった。ラベリングて怖いな。怖いから強いわけだ。

愚かで下品で野蛮でモータルな、絶対の乱立する火と血と鉄の時代ではもはやない。キャラの魅力といいつつ場の魅力、とか、最近のアニメは多層化させていかないと自我を保つことさえむずかしいのだなあ。

というかこういう体裁のアニメが第3期とかまで続いてしまうこと自体おもしろいわけだが、これはあれだな「ファイナル言いながら延々続編の出つづけるファイナルファンタジー」ていうようなあれを外面ではなくて中身で実践している例なのかもしれないわけか。いいすぎか。