ASSASSIN’S CREED 2

• AC2 のフリーランは、前作と比べてアナログ方向＆補正でいい具合になってるというのは認識しているけど、レベルデザインの関係で「結局この方向に飛ばないと成功しない＝アナログ方向入力が、入力ミスのための遊びとしてしか機能してない」という意味で、プラス評価ではあるけど拡張ってより補修工事やね感に留まる。L 字の角をショートカットするのには使えるけど、それ以上のものではない、という理解。もっと大通りに綱を渡して、ナナメ八艘飛びを多用できるようなレベルデザインになっていれば、評価上がったかも。でも、そんなゴチャゴチャした感覚は、おそらくゲームデザインにそぐわない。あとたぶんアート的な面でも制約は多い。たぶん諸々勘案しつつひねり出された合理的解決なんだろう、と納得している。
• 「フリーランはゲームに取り込まれるべきだ」という意思のひとつが形になった、というのは、たいへんすばらしいことではあるんだけど、いかんせん眠い。手厚さはわかるがだから何、という感覚が拭えない。Mirror's Edge がリリースされて一年経ってしまっている、という事情が大きい。当然 ME とはカテゴリが違うので、そのまま並べるのは違うよなとも思いつつ…。
• フリーランのかっこよさって「速さのために手段を選ばないかんじ」だと思うんだけど、AC はゲームデザイン上、別に急がなくてもいいようにしか出来ていないんだよね。「かったるいから走る」というのが実情になっていて。そこはバッサリなんだよな AC2 …。