タイピング Hi
タイピングゲー。…といっても、同種のアプリたぶんいっぱいあるんじゃないだろうか。いっぱいあるのかどうかすら調べるのが面倒、というくらいに、積極的な興味がない分野だ。でも一応どれでもいいからひとつは触っておきたいという気分もあった。というのは、フリック入力でどれくらいいけるようになったのか、という感触を確かめたいので。
強いてこのアプリを買おうと思った理由を並べると以下五つ。
- App Store で「タイピング」を検索したら引っかかった。
- 100 円。
- おれの感覚でいうと、タイピングゲーなら「値段張るけど質の追求」路線より「低価格だけど安定」路線を狙うほうが正義。
- フリック入力対応。
- 英数字を例外として、ほぼフリック入力しか使っていないので、これがないなら買わない。
- 漢字変換不要、ひらがな入力時点で判定。
- これは、タイピング練習ソフトという意味合いより、若干ゲーム側に寄せた調整といえるだろう。実際に日本語入力する場合には普通に漢字変換をやるわけだから、ちゃんと漢字変換確定してから判定するタイプのほうが、より実践的ということになるんじゃないかと思う。けどまあそんなものはつまらん。ジャカスカ入力していく自動機械と化すほうが楽しい。
- 凝ったデザインではない。
- 「練習ソフトです」っていうほどお堅いかんじではなく、「ゲームです」っていうほど凝ってもいない。なんとなくだが、勘のよさそうなアプリかもなと期待できた。
で、遊んでみたかんじ、悪くない。ちゃんとゲームになってるし、見た目どおりシンプル。起動後初回プレイでは入力インターフェースの立ち上がりで若干モタつくんだけど（たぶんこれ 3G だからだろうな、3GS なら問題ないに違いない）、二回目以降は安定。リトライはやりやすいしランキングもある（いまのところローカルのみ。ネットランキングは今後対応予定とのこと）。とはいいつつ、タイピングゲーて下手なひとが人並みになるまでは早いけど、人並みなひとがそれより上に這い上がるのは至難なジャンルだから、ランキングはうまくやらないとむしろ盛り下がる要因になっちゃったりするんでねーかと多少不安だ…とか書いてみたけど、考えてみれば別にこのゲームに関してユーザコミュニティが盛り上がってほしいわけでもないんだった。どっちでもどうでもいい。
初回プレイの結果は「体育教師」。電車移動時間とかにやってみたら「世界的大スター」まで出せた。さらにもっと上もいろいろあるようだが、わからん。とりあえず最高位は「神」らしい。
根本的におれの場合、タイピングって「自分にとって不足ではない速度まで行けば充分で、それより速い分は意味がない（頭の回転より指のほうが速くなると、指走って頭使わない文章になってしまうし、頭の回転て案外遅かったりしがちなので）」とか思っているので、練習して速くしましょうみたいなモチベーションは低い。で、「自分にとって充分なスピード」を鍛えるなら、適当に TwitterFon とかの Twitter アプリを入れて、毎日それ使ってれば自然と身につくと思う。という意味では、タイピングゲーの成績ってバロメータみたいな使い方になるのかな。または「偏差値 50 くらいかー。まあいいや」みたいな。ああ、じゃあネットワークランキングもそういう意図なわけかな。
