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H.A.W.X

H.A.W.X

ひとがやってるのを見て「うーん、NBGI 社の ACE COMBAT 6 からそれほど変わってるようにも見えんし、いまいちかなー」と思って発売日時点ではスルーしていたのだけど、いざ自分で触ってみると、おもしろいねーこれ。ERS アシストを OFF にできるようになってからの触感は全然ちがったものになったわ。素晴らしい。家庭用空戦ではじめてといってもいい好感覚かも。

  • 事前のデモの印象から「地上に展開している部隊をサポートするモードが充実してるのかな?」と思っていたんだが、それはあんま充実してなかった。AC6 と大して変わらん。爆撃の精密さとかも要求されない。
    • 一応 HAWX では「マークしているターゲットへの最適アプローチ進路がガイドされる」というモードがあるため、地上目標へのアプローチをどうやったもんかわからないときにも、X ボタンを押すことでどう進めば真正面に目標を捕らえることができるのか迷わなくて済む。このガイドは空戦においても有効で、空中目標をマークしてるときに X ボタンを押せば、狙ってる敵機の背後につくためのおすすめ軌道が表示される。
    • ただ、このアシスト機能はそんなに使わんというか、べつにガイドがなくてもどうにでもなる自由度はあるので、ほんとに空戦ゲーで何やっていいかわからん初心者向けというかんじだな。
  • 事前のデモでもうひとつのポイントだった「(自機背後からの視点ではない)三人称視点での空中戦モード」、こっちがこのゲームの本命だった。
    • L/R トリガを素早く二回引くことで ON/OFF を切り替える ERS アシストの OFF モードというのがこれで、OFF にするとカメラが一人称を離れ、「自機」と「現在マークしてる空中目標」の二点を漠然とカメラ内に収めるようなかんじの表示に切り替わり、そして空力の許すかぎりの無茶な機動が可能に…つまり、空中クレイジードリフトが解禁される。ヒャッハー!
    • そこで実現されたライトかつアグレッシブな三次元戦闘は、もちろんキャンペーンにおいても発揮されるわけだけど、マルチプレイでこそ有効なんだよね。対コンピュータだけでなく、対人戦をやっておもしろいレベルの空中機動になってる。AC6 でもハイ G ターンというフィーチャーがあったけど、あれをもう一段か二段見せ方と操作感の両面において進歩させたかんじだ。これまでの「飛行機を操るゲーム」で得られていたような気持ち良さとはちょっと質がちがって、ある種「空飛ぶスケボーに乗って撃ち合いやってる」ようなプレイ感覚。Skate. ほどにはアナログっぽさはないから、どっちかっていうと TONY HAWK シリーズっぽさみたいな喩えになるんだろうか。あとは、えーとよく知らんけどエウレカセブンってゲームにするとこんなかんじ?…とまでは言いすぎか。

つまり、告知ムービーなどでのゴーストリコンとの絡みなどからイメージされていた「AC シリーズを UBI 社がいい具合にパクって、地上部隊の支援をメインにフィーチャリングした、空戦アクション」というのは誤りで、「AC シリーズを UBI 社がいい具合にパクって、三次元戦闘のアナログ感を追求した、空戦アクション」というのが正しかった。

とはいっても、まあやっぱり空戦ゲーは空戦ゲーに過ぎないようなところもあるし、というかこれは明らかに ACE COMBAT シリーズあってこそ実現した(≒AC シリーズが押さえているパイを奪いにきた)タイトルだから、AC シリーズとまったく違った新しいカテゴリを空戦ジャンルに打ち立てるようなタイトルではなく、したがって「大局的にはやっぱり AC シリーズと似たりよったりなゲーム」ということになるわけなんだけど。