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ECOLE

ちょっと前に見た映画 DVD(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20070615#p1)の感想を書いてなかったので改めて書きたいけど、なんか最近あたま使うと疲れるので感想用のメモ書きを羅列してお茶を濁すぜシリーズ。

  • この映画、邦題は「ECOLE」だが原題は「INNOCENCE」という(フランス版タイトルが「L' ECOLE」なので、邦題はそっちから持ってきたというかんじか)。そして見た印象でいえば、「Avalon」に非常に近い。ご丁寧に Avalon でいうところの「Class REAL」まである。これで類似性だと思うなというほうがむずかしい。べつにパクリだとかそういう話ではない。どちらも近い文脈から生じているなにかなんだろうという話だ。この映画の DVD は、もうちょっと変態サブカルサファリパークを見学するようなつもりで買ったのだが、まず関連付けるべきなのはもうちょっとオタ的に身近な、押井守氏作品ということか?というのが意外な気もしつつ、同時にそれはそういうものかもしれないと納得もした(この気分を要約すると「秘境?と思いきや埼玉県」みたいなかんじだろうか)。おれは(殊に近年の)押井守氏作品を、たぶん理解できないが、見ていてあまり違和感や不快感を覚えない。それと同じように ECOLE をただ見ることができるだろうし、実際にあまり異様なかんじはしなかった。ただ、見るとグッタリする映画ではあった。体感できない周波数のノイズをずっと浴びせ続けられていたようなかんじ。アッシュのほうがまだ近い。学校は遠すぎる。
  • でも押井氏版の「INNOCENCE」(http://www.innocence-movie.jp/)は結局見ていないんだよな。ECOLE 関連ということで見たほうがいいのかな。おれにとって Avalon がとてもおもしろく気持ちの良い映画だったことを考えると、Avalon と ECOLE に留まっておいたほうが、幸せな気がしなくもない。
  • あとはー、もちろんアレだ「少女革命ウテナ」とかともリンクしてそうだ。なにせ「学校」「外側の世界がない(に等しく不明)」「少女は棺で運ばれてくる」など関連事項がいっぱい。けどなーこのへんについては、土地鑑がないのでピンとこないっていうか不案内っていうか、たぶん通底しているコンセプトなりコンテキストなりから演繹的に感覚すべきところなんだろうけど、枝葉の類似から「そのへんに何かありそう」としかわからないんだよな。そっちの方面こそが変態サブカルサファリパークってことなんだろう。男としては当然だがオタとしては不勉強を恥じるところだな。その意味でも「少女革命ウテナ」はさっさと全話再視聴せねば。