ポケットモンスター パール

• このゲーム、ショップでいろいろ消耗品が買えるのだが、しかしお金は基本的にポケモンバトルで戦って勝たないともらえないっぽい。そして、ポケモンバトルはイベントキャラしかやってないようだ。ということは、つまりお金はいまのところ有限リソース。まぁアイテムを売却しても稼げるっぽいけど、道端に落ちてるイベントアイテム以外特に売れそうなものはないので、それもいまのところ有限だ。ストーリー進めるといずれ木の実とかを無限に拾える場所とかが出るのかな。そこいらへんの設計がどうなってるのかよくわからん。
  • 最初に思いつきそうなのはポケモン自体の売買だが、そこを逆にやらなかったところが、ポケモンのポケモンとして偉大な点のひとつだろう。
• 金が現状有限といっても、ポケモンの体力回復等は無料だし、アイテムなしでも困ることはないので、べつにそれが理由でのハマリとかは発生しなさげ。通貨単位は「円」で、もらえる額面が極めて小さいのがおもしろい（おれの子供時代として考えると、扱える金額はそれでも十分デカいけど）。
• 全滅すると、暗転してポケモンセンターに戻る。あくまで戦ってるのはポケモンで、PC は一切戦いに関与しない（戦えるポケモンをもっていないと野生のポケモンに襲われることもない）ってのが自動的で、ちょっと考えさせられる。
• 諸機能（時計・万歩計・メモ・電卓など）が、ソフトの機能としてでなく、あくまで「ゲーム中に登場するアイテムなりサービスとして」提供されているというエクスキューズは優れて正しいと思いつつ、同時に微妙な気分を覚える。つまりこれは、「良い子供騙し」ということだ。
  • 無線通信もポケモンセンターでサービスとして提供される。Wi-Fi 通信も同様。NDS の性能なり、ソフト上の機能として実装されているが、しかしそうではなく、それらはあくまで「ゲーム内のもの」として扱われ、認識されるべくラッピングされている。
  • これがゲームフリーク社でなく、たとえば Microsoft 社とかの場合なら全然様子が違うはずだ。ゲーム内サービスであるとか、ゲーム内端末であるとかいうように、やわらかくラッピングなどしない。むきだしの情物の実体としてそれは提供されるだろう。よくもわるくもガイジンゲームは子供を騙さない。