なぜだかむしょうに KILL BILL が見たい。
より細かく言うと KILL BILL とかで使われがちの BGM をバックにしたきもちのよいアクションシーンが見たい。おれは音楽オタではないのであれがなんていうジャンルの音楽なのか知らんけども、とにかくなんかメキシコだか南米だかっぽいかんじのすごいベタなやつ。中毒性あるよな。足りてる時分にはどうでもいいが、一旦あの成分に飢えたときの欲求が抑え難い。KILL BILL という作品自体そういう位置付けでもあったかと思う。映画館で一回見るってよりは、DVD でたまーに酒飲みながら見返しておもしろいなーと思って忘れて風呂入って寝るという。公開当時には、映画館で一回見てああおもしろかったで忘れたい印象だったんだけど、このズレはなんだろう。時間の経過だろうか。だろうな。体験可能性とそれぞれのコストと印象の、バランスの取り方としての。
この夏あたりにどっかの名画座あたりで 1+2 同時上映イベントとかあってくれるとうれしいけど、KILL BILL はなー、作品としても時期としても位置付けがどうにも半端な映画となってしまっているし、むずかしいだろうな。
あと、なんだろうか、KILL BILL ってそれほど高級感のある画面ではないというか、むしろ安っぽい絵作りの映画だったと思うんだけど、なぜだかあの安っぽさは高解像度で見てみたい気がするんだよな。BD 版なり HD-DVD 版なりが出るなら、ちょっと買ってみたくなるタイトルのひとつだ。それも不思議。