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突撃!!ファミコンウォーズ

突撃!!ファミコンウォーズ

洋名「BATALION WARS」、邦名「突撃!!ファミコンウォーズ」。任天堂社謹製というわけではなく、どちらかといえば Kuju Entertainment 社の作ったシステムにファミコンウォーズのイメージを当てはめていったかんじだろう。ゲームとは全然関係ないが、おれのマルチメディアモニタには D 端子がいっこしか刺さらないので、いま刺さってる PS2 のと入れ替えになるのがめんどくさかった。なんとかしたいけど、どうにもならんかもな。これから新ハードの季節がやってくるが、コンポーネントXBOX と DVD プレイヤで埋まってる。XBOX 360 は基本的に XBOX と置換えでいいとしても、たまに 360 で動かないタイトルを遊ぶために旧 XBOX を起動する必要があるかもしれない。やはり TV とゲーム機の配線問題は避け難くあるものだな。ゲーブルとかコントローラとか、しばらくほっとくだけでも驚くほど複雑に絡まっちゃうし。一応普段使わないコントローラとかフロントに出てるものについては、まとめて袋に仕舞っておくことにしてるんだけど…。

で、ゲームの感想。

  • おもしろい。非常にいいかんじ。GC 持ってれば買ってよい。ただゲーオタ的に激レアマジヤバ即ゲットタイトルかというと、今後このようなノリのゲームは各家庭用機向けにいろいろ手を変え品を変えリリースされるだろうと予想されるため、「この感覚見たさ」ひとつで GC 本体のっけ買いまで現時点でするべきかといえば、そういうわけでもないかなとは思う。でもまあ、このてのゲームはシステムはよくて当たり前、バランス取りに失敗すると死といった按配の、非常に高度なところで成立しているものであるため、それをフランクに成功させているように思われる本作はけっこう貴重かも。
  • ちゃんと画面比 16:9 に対応していたので、ひとまずホッとした。
  • 歩兵の動きにちょっと癖がある。通常状態とロックオン状態をうまく使い分けていかないと滑らかな動きはできなさげ。
  • 操作系は非常によく練られており、納得がいくが、慣れないうちは戸惑う。できること多いゲームだからな。最も直感的でないと感じたのは右アナログ方向キーで見回しができないこと。FPS や TPS だと左アナログで移動、右アナログで見てる方向調整というのが一般的だと思うが、このゲームでは周囲を見回したければ R トリガを引いて左アナログで見回さないといけない(つまり、移動しながらあちこち見ることができない)。この仕様で現状困っているのは、上方向への警戒。立ち止まらないと上を向けないので、敵のヘリが接近しているときなどに対応が遅れがち。なんかうまいやりかたがあるのかもしれない。または、いずれ経験と勘でどうとでもなるようになるのかも。
  • L トリガでロックオンできるのはべんりだが、混戦時に遠くの敵をロックしようとして近くの味方に引っ掛かる状況がありがち。ちょっと困る。けどまあどうとでもなるか。L トリガ半押しからクリックでターゲットロックを自動切換えできるんだけど、これがいまひとつ使いこなせない。
  • ユニットへの指示は、「全軍」「ユニットの種類別」「ユニット個別」の三段階で可能。その指示対象を選択するために右アナログキーを使う(L トリガで味方ユニットをロックオンして命令してもよい)。これなら納得する。このゲームのイメージするところでは、「走りながら周囲を見渡す」のと「走りながら部下に細かく指示を出す」のとでは、後者が優先されるべきだろうからだ。いまのところ操作自体にまだ慣れてないので、矢継ぎ早にコマンドしまくるみたいな芸当はできないけど、いずれできるようになりたいなあ。ものすごく時間をかければ、ユニットひとつひとつを操作して思い描いたとおりの陣を敷くようなことも可能だろう(あんま意味ないと思うけど)。で、その指揮下のうちの任意のユニットひとつを自分で操作する。いつでも操作するユニットは変更可能で、死んだり破壊された場合は、視点が自動的に生き残ってるユニットに移動する。
  • 白兵戦のダメージバランスはじつにちょうどよい。適当に当たって、適当に食らう。ゆるいけど甘くない。敵味方イコールコンディションなら、漠然とわーっと突っ込んでいくと、ほどほどに部下がダメージを受けるので、ちょっとした工夫が必要になるが、工夫しすぎてもしょうがないので、なんのかんの小技を利かせつつも、やっぱり結局はわーっと突っ込んでいくことになるかんじ。こういうゲームを見せられると、やはり戦争ゲーにはスペック的に優遇されたヒーローユニットとかは不要だなとおもう。プレイヤ自身が操作することによって多少アグレッシブになれるとかそんな程度で充分というか。
  • ユニットの相性がはっきりしているのも好感。相性の悪い敵にうっかり突撃させてしまうと、ものすごい損害が出る。逆に相性のよい敵に突っ込ませれば、ほとんどダメージを受けずに全滅させられる。その場その場で有利なユニットを活用して進撃すれば圧勝となるが、敵も小隊単位で孤立してばかりではないので、「めんどくさいので全軍突撃ー」の誘惑に耐えながら、どういう順番で敵部隊の火力を削いでいくかをなるべく素早く判断し実行するというバトルになる。敵はこちらと違って柔軟に動かないかわりに、ユニット相性の有利不利の見極めが的確なので、確実にグーにはパー、チョキにはグー、パーにはチョキで対処してくる。グーチョキパー揃ってる拠点は、慎重かつ果敢に攻めないとだめなんだろうな。まだまだ被害がずいぶんでかいなおれのやりかたは。
  • まだ空中乗り物には触ってないが、戦車等地上の乗り物操作感は HALO の WARTHOG とだいたいいっしょ。上押すと現在見てる方向へ向きを変えてすすむ。左右で方向転換。下は後退。曲がりたければ曲がりたい方向を見る。横見ながら走ったりとかは基本的にできない(惰性を利用すればある程度できるのかも)。無茶な機動をしても横転したり転覆したりはしないようだ。

まとめると、すごくたのしい、ちまちましている、お手軽だけどホネがある、コツもある、ちょうどよい。おまえによし、おれによし、うんよし。かあちゃんたちに内緒には…もうあまりそういう時代ではない気がする。