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猫の恩返し

TV でやってるのに気付いて途中から見たので、感想もなにもないが、見ることのできた部分に限っていえばおもしろくはあった。けど同じバロンの出てくる耳すまhttp://d.hatena.ne.jp/matakimika/20050517#p4)と比べると、食いごたえというようなものはまったくと言ってよいほどなかった、けどそれがダメだということではなく、なぜならこの食いごたえ感のなさは、たぶんそのように意図された結果であろうと感じたからだ。あと、そんなわけで、話の前半部分がどうだったのか知らないので勘違いかもしれないけど、すくなくとも見終わった時点でのおれは、この「猫の恩返し」は「耳をすませば」のあの女の子が後になって描いたお話のひとつってことかもしれないなあというような部分に感想を着地させることにしたのだった。あとは、なんだろうなーどっちかっていうとスタジオジブリ社的ななにかってより GAINAX 社というかフリクリ的ななにかのほうがニュアンスとしては近いところにあるような話に見えなくもなかったような。絵のおもしろさやキャラの重み(軽さ)はそのあいのこか。いかにもファミリーにわかりやすいキャッチーさとでもいうような古さと新しさを兼ね備えたかんじではないが、一貫した絵柄を確立している手腕はやはり並外れている。主人公がピンチのときだけ急にハキハキしたりしないところも丁寧。決意のプロセスとかもやわらかい。なんにも考えずに見ればただただほわほわしたアニメってことでそれもまた楽しかろう。(耳すまのように「わかりやすい」作品ではないぶん)なにか危険なアニメだという気がするものの、その危険性はおれが今すぐ理解できるほど単純でないということだろうか。あとになればわかるかもしれないが、今より以降になればそれはもう危険ではなくなるんだろうという感覚もある。で、日記打ち込んでるあいだに時間は過ぎたので、危険ではなくなった。それは残念なことだった。結実すべきタイミングを逸した感覚のことは残念に思うしかない。

あと途中から見たのであったかどうかも確認できないのだが、自アン+の感想箱によれば「猫の恩返し」のまえに「On Your Mark」も放映されたらしい。そっちは短いんだし、是非見ておきたかったなあ。