■

夏コミ最終日とのことだったが、前日徹夜だったので寝て起きたら夜だった。行けば欲しい本の一冊や二冊くらいはみつかったのだろうが、やっぱりどうにも行くモチベーションを持てずに居るなあ。参加意識を持てないイベントには参加する道理がないという当然の話だが、それで言うならおれはコミケについて一般参加に参加者たるを見出せていないという意味になり、それは原則に反するし、いびつさを肯定することになっているんだよな。といってそんな脳内の理想現実のこじれを解消するためにコミケに参加するというのは単なる意固地であり、趣味の活動に際しては一石三鳥以上の合理を見出すべき（その程度の条件をこじつけることもできないようでなんの熱中か）とのおれの基調とまたそぐわないのだった。

情熱はハードルを上げてゆき、衰えても設定は下がりづらく、やがて肉体が追いつけなくなってゆくから、様々の仕切りなおしを用意して、それを認めていかないことには、やってゆかれないわけだよな。飽きるより先に疲れ、疲れを飽きとする誤認を肯定してゆかざるをえなくなっていくことこそやりきれない。